物理チャレンジ(零日目~一日目早朝)

さて、今回の物理チャレンジは長かった。
というよりこれほど酷い睡眠不足に陥ったことは初めてだった。

0日目(8月2日)
この日はフィジクスライブ(前日の日記参照)を一緒にやる、東大のメンバー3人とともに夜行で岡山入りを決行することになった。
14時に駒場(東大駒場キャンパス)で集合予定であったが。。

【13:45 出発】
この地点で集合予定時刻に間に合わないことが判明。
どうせ遅刻するのだからと、急がずに駒場に向かうことにする。

【14:30 駒場着】
気づいたら待ち合わせ場所が生協書籍部理学書コーナーになっていた。
書籍部は寒かった。
僕が到着した時点ではまだD.Nくんは到着していなかった。
もともと夜行までの時間に余裕がありすぎなのでゆっくり来ても全く影響がないわけだが。

書籍部で一緒に行く2人と話をしていると、またまた八王子組(IPhO代表候補だった人たちのこと)で、同学年の一人、T.Dくんに遭遇。
どうやら彼は数学のシケタイ(試験対策委員)で、シケプリ(試験対策用補助プリント)を作っているらしいのだが、ひとつ導けない問題があるとのこと。
「いやぁ、n次元極座標表示でのヤコビアンが導けないんだよねぇ」(詳しい内容は略)
ぇ、ヤコビアンはまだ一年生ではやらないだろ。。。(笑)
などと言いつつも数学談義で盛り上がる。

そうこう話をしているうちにD.Nくん到着。
その後フィジックスライブで必要なレジュメ、ポスターなどを製作し(本当はもっと前もってやるべきではあるが。。。)18時ごろ駒場を出発し、東京駅へ。

【19:00 東京駅到着】
列車の発車まであと3時間。
「発車まで統計の授業2コマ分も待たなければならないのか。大変だ。」
などと話をする。
(※駒場の統計の授業はいくつかあるが4人の選んだ教官は同じで、その授業は定理の羅列にすぎず面白みがないということで有名)

【21:30 ホームに出る。】
たくさんの乗客がそれぞれ大きな荷物を抱えながら整然と列を作りホームで電車を待つ。
夜行列車に乗るといつも見るおなじみの光景だ。

【21:55 サンライズ瀬戸号/出雲号到着】
「やっと岡山への移動の半分が終わった」
というのも、集合は14:00で、岡山到着6:27で、総移動時間としては16時間。
そのうち東京出発の地点でもはや集まってから8時間が経過しているわけである。

われわれはサンライズ瀬戸号の4号車へ。
僕は2年前の物理チャレンジの帰り道に一度サンライズ瀬戸号に乗っているのですました顔をして乗車したわけだが、残り3人は予想をはるかに上回る車両のきれいさに興奮している様子。
まぁ、そりゃJRになってから作られた新しい車両だもんな。。

電車はゆっくりと出発。
「慣性力(発車の際、電車後方に引っ張られる力)はわずかに働くように感じるけど、まぁ車内を慣性系(慣性力のない空間)とみれば、僕らが静止してホームが勝手に横に動いているように見えるわけか。」
などとわけのわからないことを言って出発。
気づけばあっという間に横浜着。

【22:30 フィジクスライブの実験ネタ仕込み開始!】
(発車待ちの3時間にやっておくべきだったと後悔。)
途中からは周囲が寝始めたのでラウンジへ。

【2:00 就寝】

【6:00 起床】
初日から目覚ましなしで4時間睡眠とは相当頭がおかしい(笑)
僕は起床したらいくらか車内の写真を撮影した
一方Y.Tさんは、おもむろに紙とボールペンを取り出し、前日尋ねられたヤコビアンの問題を解き始める。(笑)

さて、以下に夜行列車関連の写真を載せる。

サンライズ瀬戸号からの日の出

左図はサンライズ瀬戸号から見た日の出。
受験以降、久々に日の出を見た気がする。

サンライズ瀬戸号車内,窓側から廊下側を見る

室内の様子。
乗車したノビノビ座席は、左右の乗客との間には一部壁がない部分がある。
しかしその分、車内は広々とした印象を受けるし、相互監視のために防犯にもつながっているのだろう。

サンライズ瀬戸号車内,窓横に取り付けられた読書灯,室内灯

窓枠の左上にある二つの明かり。
室内灯と読書灯がある。
2時過ぎてから本を読んだりもしたがその際は読書灯だけを点けていた。

サンライズ瀬戸と出雲の切り離し,切り離し前

岡山駅ではサンライズ瀬戸号(高松行き)とサンライズ出雲号(出雲市行き)の二つが分離される。
連結部分の切り離しは全自動で行われた。
はじめに貫通部(蛇腹のところ)が自動的に格納され、その次に連結部のロックが解除された。

サンライズ瀬戸と出雲の切り離し,切り離した瞬間

連結部が切り離されれば先にサンライズ瀬戸号が発車する。
これは連結部が外れた瞬間。
切り離されたサンライズ瀬戸号,高松に向かう

サンライズ瀬戸号を見送ってから、ホームを後にした。

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