愛知演習林

本日から,東京大学の愛知演習林に来ている.
「里山の自然を訪ねて」という授業を履修したからだ.

昨日は,夕方から東大の柏葉会合唱団という団体に遊びに行き,(新入生と一緒に歌う)夕飯を食べて,そのまま新宿のバスターミナルへ向かった.
新宿のバスターミナルの混雑は予想はしていたものの人だらけであった.

高速バスは初めてである.
JRバスニュードリーム名古屋3号に乗って名古屋に向かう.(20分遅れの0時10分に出発)
座席は一番前の右側窓わき(1番C席)で,足をゆったり伸ばせて楽だった.

名古屋到着は予定より10分早い6時50分に到着した.

名古屋では,中国人留学生の友人とともに観光をした.
大須観音,名古屋城などをめぐり,最後は矢場町の矢場トンへブランチを食べにいった.
噂には聞いていたものの,矢場トンは長蛇の列.
わらじカツを食べたのだが,腹にたまった.
しかし,お腹の余裕が少なくなるにつれて,時間的余裕もわずかとなった.

名鉄線尾張瀬戸駅に13時に集合しなくてはならないのだが,乗らねばならない電車にぎりぎり飛び乗った.

演習林では,森の維持のしかたや,愛知演習林についての説明を受け,さっそく森に出る.
チェーンソーの使い方を教えていただき実際に杉の木の間伐を体験させていただいた.

また,瀬戸焼の室町時代に作られたといわれる窯を見学させていただいた.
燃料の調達が難しい頃,器は容易に燃料の確保できる森林に窯を作り,器を作っていたようだ.

撮影した写真も更新したので,ここを見てみてください.

090504追記
かつて,瀬戸焼が現在の愛知演習林の付近で焼かれていた影響で,燃料となる木が切りつくされてしまい,山には木がなくなってしまっていたようだ.

愛知演習林には80年の歴史がある.
その間に愛知演習林に託された重要な任務としては荒廃したハゲ山を復活させることであった.
砂防ダムを設置し,杉や檜を植えて現在の姿がある.
現在,森が復活した演習林には現在杉檜などばかりが植わっているが,本来日本の自然林には照葉樹が多い.
愛知演習林では杉檜の商業的利用の研究や,照葉樹林の再生なども研究しているようだ.

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