Archive for 7月, 2009

2009.07.23 木曜日 [ Latest News, サイエンス]

皆既日食

昨日7月22日は日本では46年ぶりと言われる皆既日食が観測された。
期末テストがⅠ時間目にあり、また同時に午後にバイトがあったため、日食を見るかどうかは迷っていたところであった。

しかし、前日になって友人A.T.と日食を見ようと言うことになり、わざわざ九段下の科学技術館まで日食を見に行くことにした。
目的は科学技術館の館内にあるシンラドームという全天球の映像が見られるドームで、天文学科の先生の話を聞きながら各地の中継の映像を見ることである。
シンラドームは、以前あったユニバースという映写室を改築した部屋らしく、新しくなってからは一度も行ったことがなかった。
(こちらが日食のイベント案内)

しかし、問題は定員。先着の62人しか入れないということ。
一限のテストを受けてからでは入れないのかもしれないなあと思いつつも、とりあえず科学技術館へA.T.と行くことにした。

行ってみると、入り口付近の売店に、小学生の頃からお世話になった方がいたので、尋ねてみると案の定既に定員オーバーだった。(苦笑)
それでも、なんとかコネが使えないのかなあ・・・なんて思い様々な知り合いの人にお願いしてみたりはしたがやはりNG。
朝7時半から整理券をとるために並んでいた人もいたようだ。
本当に見たい人は、そこまで頑張るのか、と驚いた。
他にも別の部屋ではNHKの放送をディスプレーで放映したり、硫黄島の国立天文台の中継をインターネットで写そうとしていたようだ。
しかし、どうやら硫黄島の中継は、硫黄島のサーバーの不具合で中継不能となってしまっていた。

A.T.以外にもう一人友人M.S.(科学技術館のサイエンス友の会の時代からの友人で、最近大学で偶然に再会した)が来た。
受付で待ち合わせることにしたので、一旦入り口まで戻った。
入り口まで戻ってみると、なにやら技術館の職員が少し慌てている。
話によるとどうやらちょうど外で日食が見えたらしい。
先ほど会った売店の方とともに外に出てみた。
確かにそうだ。日が欠けている。

科学技術館の前から撮影した日食の写真ということで、天気は曇り気味だったものの館内のディスプレーを見る必要もなく直接見られることを知ったので、それ以降3人でずっと科学技術館の正面玄関の前で空を仰ぎ見ていた。
むしろ天気が曇りであったことが運が良かったのであろうか、雲が薄くなると欠けている太陽が肉眼で見るとちょっとまぶしいな、と感じる程度。
雲が全くないような晴天であれば、太陽を肉眼で見ることが出来なかっただろう。
ちょっとまぶしい程度に見える天気なのが興味深い。
ただ、もちろん肉眼では直視できないくらい明るくなる瞬間もあり、時々プリペイドカードの穴越しに太陽をのぞき見た。
(プリペイドカードの穴を絞りとして用いて、光量を調節した。)

写真はA.T.がうまく携帯電話で撮影していて、日記への掲載の許可をもらったのでここに載せる。
確かに太陽が月に隠されている様子を実感できる。
(本当は、日食の撮影のためにデジカメを持っていったというのに、自分は日食を見ることだけに集中しすぎて写真を撮ることを忘れてしまっていたのだ。(笑)


■アフリカ皆既日食(2001年6月21日)
実は過去に一度皆既日食を中継で見たことがあるのだ。
これも科学技術館での話である。先ほど書いたシンラドームの場所に、以前あったユニバース、という部屋で母親と皆既日食を見に行った。
2001年の6月21日のアフリカであった皆既日食で、アフリカからのインターネット中継での日食である。
過去の日記にも日食のことが書かれているのであるが、ほんの一言しか書いていないのが情けない(苦笑)

ただ、この日食を見たときはとても興奮していたことを覚えている。
目の前の大きなスクリーンに、太陽が大きく映し出されており、その太陽が隠れ、ダイヤモンドリングが見え、また現れてくる、という映像は自分自身に大きな影響を与えたのだろう。
今になって知ったことなのだが、あの皆既日食の中継は、インターネット中継技術の実証実験でもあったそうだ。
アフリカという日本と離れた土地から衛星などの通信を介して日本までリアルタイムに映像データを送るという技術は、まだ8年前には発展途上であったのか、と思うと近年の技術革新、グローバル化の勢いはすごいんだなあと実感させられた。

それにしても、もうすこし小中学生の頃から「きちんとした(文章で)日記」を書けたらよかったのだが・・・。(笑)

2009.07.20 月曜日 [ Latest News, 音楽]

横浜みなとみらいホール

明日からバイトとテスト期間であり忙しい一週間が待ち構えているので,詳しいことは後日書くことにするが,今日は横浜のみなとみらいホールに行ってきた.
高校の合唱部のOBとして「第一回横浜国際ユース友好交流合唱フェスティバル(YYCF)」というものに出演するためである.

リハーサルは朝10時からあり,13時開演,20時半終演と,前代未聞の長丁場であった.
しかも全国,世界中から上手い合唱団がそろっていることもあり聴き応えがあり結局ほぼ全ての演奏を聴いた.
さまざまな人との交流もできた上に世界TOPレベルの演奏を間近で聴けたし,そのなかで歌えたのはとても光栄であった.

入場料は3000円であり,あまり友人を誘わなかったのだが,よくよく考えてみれば7時間半も音楽漬けになれるということに比べれば,そんなに高い値段でもないことに気がついた.
次回以降は友人も誘おうと思った.


PS
最近白髪が増えた.←まだ10代なのに(苦笑)
疲れもしくはストレスがたまっているのかもしれない.
8月はあまり予定を入れすぎないようにしないとなあ・・・

2009.07.19 日曜日 [ Latest News, 旅行, 移動手段]

運転技能検定

学校はテスト期間に入ったうえ,バイト(某塾にて物理を教えています)は来週から2週間連続で夏期講習が入る.(1日休みのみ)
しかも,合気道は来週昇級試験がある.
ちなみにあさっては横浜にあるみなとみらいホールにて,高校の合唱部のOBとして,横浜開港150周年記念の舞台で合唱をすることになっている.
(明日は練習がある.)

という状態なのに,こんなときに教習所にも通っていて本当に何をやっているのか自分でもよくわからない.
最近の忙しさのため,ここ二週間で一週間教習所にいけないこともあったが,なんとか今日(18日)に卒業検定を受けることができた.
入校したのが5月19日なので,なんだかんだでぴったり2ヶ月で卒業したことになる.
先週くらいに卒業していたら,早速今週くらいには免許が受け取れていたであろうが,来週はバイトと試験の関係で試験場に行く暇がなさそうだ.
免許は再来週になりそうであるが,いよいよ運転できる,といった感じである.

それにしても,今日の卒業検定はぎりぎりだった気がする.
検定,となるとなぜか足が震えて失敗する (笑)
仮免許のときは,S字コースでほとんど縁石をかすったことがなかったというのに終了検定では縁石に乗り上げている

今回は・・・というと,またミスをしてしまった
まずは所外で課題走行.
土曜日であったこともあり道路が若干渋滞していた.

途中から特別課題ということで自主経路を走ったが,対向車線が込み合っていた場所があった.
片側一車線40km/h道路だったが加速途中で35km/h位で走っていたのだろうか.
トップギアにチェンジしてクラッチをあげようとしたところ,信号のない交差点に進入しそうになったことに気がついた.
対向車線の混雑に気をとられていたのか,横断歩道の存在に気がついていなかったようだ.

道路交通法では,歩行者の保護すべきであるという条項がある.
信号のない横断歩道がある場合,
1.横断歩道付近で横断しようとする歩行者がいる場合は横断歩道の手前で停止しなければならない.
2.横断歩道付近を横断しようとする歩行者がいないことが明らかではない場合は徐行(時速10km/h位以下)して通過すること.
といわれている.(当然のことであるが)

もちろん,卒業検定では法規に従った走行が必要だ.
横断歩道にさしかかり焦った.
交差点の手前には人がいないのは確実であったのでそのまま通過でよかったのだが,交差点の向こう側の交差点は,対向車の裏側にいる可能性があるから徐行が必要だ.
まぁ,徐行が必要かどうかなんて考える余裕がなかったがとにかくあの瞬間ブレーキをちゃんと踏んでいた.
何キロで交差点向こうの横断歩道に差し掛かった時にはぎりぎり10km/hくらいには減速できていたと思う.
横断歩道右側を見ると人がいた.
交差点内部で車を停車させること自身も迷惑行為であると考え,止まるわけにもいかない,というジレンマを感じた.
(実際には自分が優先道路通行中だったので,交差点内部であっても停車してかまわなかったわけではあるが,頭がかっとなっていてそんなことを思い出すことはできなかったのだ.)

運よく,右側の歩道に止まる歩行者の方は,明後日の方向?を向いていた.
よって,歩行者が横断するかどうか不明瞭,と判断して徐行通過でその場をしのぐことにした.
実はその100mくらい先の次の横断歩道にも女性が二人いたのだが,どうやら井戸端会議をしているようだった.
このときはちゃんと落ち着いて徐行通過をした.

もっと速度に余裕を持っていればちゃんと交差点の手前で止まるか否か等の判断もできただろう.
(対向車線が混んできているのだから,そもそも右側からの歩行者飛び出しの危険性も大いにあるので,トップギアに入れるなんてこと自体が間違いであったのだろう...)

まだまだ,経験が浅いことを実感させられた.
判断が遅いまま横断歩道を徐行通過した後は,ゆるい上り坂だったので,今度は加速をしたかった.
セカンドギアに変えるべきだなあ,だなんて考えながら,それ以前に体が勝手に動いてしまった.
トップ(4速)のまま加速しようとして,半クラッチにしていた.
トップからでも加速できるかなあ~? と反射的に考えてしまったようだ.
もちろん,そんなことをやればノッキングをしてしまう.
回転数が500rpmを下回り,さすがに無理と判断(ちょっとは加速したのかな?苦笑)

しかしそのあとはすぐに冷静さを回復して,セカンド→サードの順で加速.
二つ目の横断歩道を通過したらすぐに赤信号.
上り坂の途中にある信号だが,すぐに青になると判断し,減速中にローギアにして停車と同時に半クラッチにした.
そして案の定,青信号→スムーズな(笑)発進
卒業検定なのだからもっと落ち着けばいいのに,どうしても自分らしさ(間合いの取り方?)が運転に出てしまうようだ.

所内に帰ってからは,方向変換の試験があるのだが,注意力が抜けていたためかはじめの幅寄せが甘かった.
「ああ,幅寄せが甘いな」
なんて考えながらも,同時に,まあ角度をきつめにつければ大丈夫だろう.と考えていた.
広い場所での車庫入れならその判断でよかっただろう.
たぶん一発で正確な場所に入れられただろうが,検定で使う方向変換の場所はとにかく狭い.
外輪差のことを考え忘れていたわけだ.
あとちょっとのところで前輪が縁石をかすった.(正直あと数cmだけ幅寄せしていれば上手くいっていたであろう・・・)
今度は所外でないので,落ち着いてからもう一度方向転換をできた.

この二つのミスが評価にどう影響するかと思ったら,検定後の講評で注意されたのは方向転換の縁石のことだけであった.
歩行者のほうはセーフだったようだ.
たぶん落ちただろうなあ,と思っていただけに合格と聞いてすごいほっとした.
大学受験の合格発表の何倍も緊張した! 笑

他にひやりとしたこととして,
8m位の片側二車線道路で,運送業者のトラックをよけるときが挙げられる.
対向車が歩道寄りに走行してくれていたので,トラックと対向車の間をすり抜けてたのだが,左30cm右50cmくらいしかあいていなかったようだ.
車をかすらなくてよかった・・・.
ヒヤリとしたので今度からは,慣れるまでは狭い場所の無理なすり抜けはしないようにしないとな・・・.

ちなみに,もはや自慢になってしまうが,
僕のミッション操作(ギアチェンジ)はとてもスムーズだと思う.←自分で言うな 爆
卒業検定は検定車に検定員1人,受験者3人のセットで乗るわけであるが,他の2人のミッション操作は,がたがた言って本当に怖かった.

でもこんなにマニュアル車の運転操作に慣れたというのに,今後マニュアル車に乗る機会がないのは本当に残念なことだ・・・,
いつかまた乗りたいなあ・・・.
そんなことを考えながら,教習所から家に帰った.
たったの2ヶ月であったが教習所を立ち去るのが名残惜しいものだった.

さぁ,再来週に免許を受け取ったら,これからが練習だ.
教習始めた当時は免許取ってから車に乗ることはほとんどないだろうと思っていたが,予想以上に乗りたい,という気持ちは強いようだ.
できればマニュアル車に乗りたいが,オートマ車でいいからどんどん車に乗って練習をしたいと思う.
(当分は保険料のことをじっくり考えたいので,我が家の車には乗らないつもりだが...)


■ホンダ インサイト
お盆明けの8/17,18と,初運転練習のため家族でドライブがてら信州まで行くことになった.
はじめは,先日JR東日本が発表した2dayパスでを利用し、現地で駅レンタカーを利用しようと考えていたが,やっぱり地元から車に乗っていくことにした.
せっかく運転練習なのだから,長い距離のほうがいい,という理由だけでなく強い要因があった.
それは…
最寄り駅にニッポンレンタカーがあるのだが,そこの車種をぼんやり眺めていたらハイブリット車に目がとまった.(本当はテスト勉強しなければいけないはずなのだが,まあいいや...笑)
ハイブリット車については、あまり環境に優しいともいえないので(車製造の際の環境負荷が大きい為)わざわざ買う必要性もないだろう,という考えは持っているが,でも新しいものにはやはり興味がひかれた.
プリウスとインサイトの両方が借りれるようになっていたが,新しいもの,ということでインサイトを借りようと思い立ち,さっき予約をした.

しかもCVT車(無段階変速車)ということで、すごい興味がある.
どうやら現行のCVT車は機構部の重量が大きかったりエネルギー損失が大きく,一般道走行では4速ATと燃費に差がないようなのだが,高速走行で圧倒的な燃費の差が見られるらしい.
というのもCVTだと高速域に対応した,高比率の変速が可能なようだ.
高比率の変速の場合,エンジンの回転数があまり高くなくても高速走行が可能であることを意味し,回転数抑制は燃費の向上につながる.

歯車を利用した変速装置だと,高速走行向けのギアを設定することは通常時に使わないギアを作ってしまい余計な車体重量が増えることを意味し,スポーツタイプでない限り高速ギアの設定はないようだ.
しかし,CVTは回転軸の半径の差を利用した変速装置であるため,高速域に対応させても,AT車の場合ギアの枚数を増やさなければいけないのに対して,そこまで重量が増えなくてすむのだろう.

ということで,いずれインサイトの乗車記録をこの日記に書ければいいなあと思っている.

2009.07.16 木曜日 [ Latest News, 大学]

教養学部前期課程

昨日15日の「基礎物理実験」の授業で、3学期(二年夏学期)が終了した.
東大の場合,ここで大学生活の大きな節目を迎えることになる.
というのも,夏休み中に「進学振り分け」(通称進振り)というものがあり,ここで二年冬学期以降の専門課程を決定することになるからだ.
(進振りで行く学科はまだいくつか候補があるままで決定していないが,あと数週間以内にはどこに出願するか決めたいところである・・・.)

昨日で3学期の授業を終えた,ということはつまり同時に「冬学期から始まる専門課程以前の課程である教養学部(前期課程)の授業」が終わったことになる.
まだテストが3つほど残っているものの,クラスのメンバーがまとまって授業を受けることはもうなくなってしまった.
僕らのクラス(33人)は仲がよく,とても居心地がよいところであっただけに,残念である.
テストがすべて終わったわけではないし,これからもクラス会なども開催したいので,単純にクラスが解散するというわけではないので,あまり悲しむ必要はないといえばないわけなのだが...

2009.07.07 火曜日 [ Latest News, 我が町自慢, 音楽]

我が町自慢 – その壱

さてさて、連載を予期させるタイトルを書きつつ、あまり更新頻度がよくないので(これまで同様)連載ができないのではないか,と危惧しつつも,タイトルを「その壱」としてみた.

私は生まれも育ちも川崎市○○区.
なんだかんだいって結局小中高と市内の公立校に通ってきたわけで川崎市に対する愛着は強い.
最近,川崎市内で移動することも多くなってきたことも多いので、川崎市について自慢(?)を書いてみようと思ったわけだ.

■川崎市の基本事項
川崎市は100万人を超える都市ではあるが,あまり印象が強くない.
川崎市は東京都の一部と勘違いされることも頻繁にあるようだが,あくまで神奈川県川崎市である.
なぜ,印象が薄いかというと,東京と横浜の間に挟まれていること,そして更には東西に都市が広がっていて南北の距離が短いことであろう.
うなぎの寝床といってもいいほどの細長さである.

細長さは都心部からの主要鉄道線の駅の川崎市内の駅の少なさを見れば明らかだ.
京急本線は京急川崎駅,八丁畷駅の二駅のみ.(他に大師線という川崎大師方面に行く路線はあるが.)
JR京浜東北,東海道線に至っては,川崎駅だけしか市内の駅がない.
他にJR横須賀線・湘南新宿ライン,東急東横線・目黒線・田園都市線,小田急本線・多摩線,京王相模原線という路線が都心から放射状に広がっているが,どの路線も市内の停車駅はそれほど多くない.

ついでに市内の主要の電車に関していうならば,域内の大動脈となっているのはJR南武線 (川崎-立川) のみである. 
しかもかつて山手線を走っていた「旧国鉄最新鋭の(笑)量産型通勤型電車」が走るが,どうも田舎くさい側面は否めない.(本数があまり多くない,スピードがあまり速くないからか.)
しかし,予想以上に川崎は南武線があるおかげで域内交流は盛んである.
高校時代,毎日のように南武線を使っていたため,単に親近感が沸いているだけなのかもしれないが.(苦笑)


■川崎駅周辺
川崎市は東西に長い都市であることを説明したが,東西 (海側・山側) で街の雰囲気は違っている.
西側はマンションなどが目立つベットタウンなのに対して東側は先端技術を支える企業の建物や,さらに臨海部には京浜工業地帯と呼ばれる工業地帯が広がる.
市外の人から見た川崎市のイメージは,臨海部の工業地帯のイメージが強い.

しかし,川崎市としてもその工業地帯のイメージの払拭に力を入れている.
川崎市東部地域の玄関口である川崎駅周辺,また来年から開業する湘南新宿ライン・横須賀線新武蔵小杉駅周辺の再開発事業に取り組んでいる.

川崎駅周辺の再開発についてはほぼ終わったといえよう.
特に川崎駅西口には駅前に「ミューザ川崎」という音楽ホール兼オフィスビル,「ラゾーナ川崎」という大型商業施設がある.
今回はこのミューザ川崎シンフォニーホールについて書きたい.
(前置きが長くなりすぎてしまいました苦笑)


■川崎市と音楽
ここ数年間,川崎市は「音楽のまち・かわさき」というテーマを掲げて市内の音楽活動への積極的支援をしている.
「音楽のまち・かわさき」推進協議会なるものが,ミューザ川崎シンフォニーホールのこけら落としコンサートのちょっと前に発足し,ミューザ川崎が開館した.

ミューザ川崎開館当初は,ただの箱物で税金の無駄遣いである,というような批判がされていたが今では市民皆が認めるすばらしいホールだ.
ホールはサントリーホールとほとんど似た構造をしており,ホールの音響がとてもよい.
(僕はサントリーに入ったことはないのだけど苦笑)
ワインヤード形式と呼ばれるのは,舞台から客席を見ると葡萄の段々畑のように見えるからだそうだ.
一般的なホールのように客席が何層にも分かれることがないのでどの席で聴いてもきれいな演奏が聴ける.しかも響きがよい.

ちなみに響きがよいホールというのは,演奏者には少しだけ不安感を与えたりもする.
ミューザ川崎のステージで合唱する機会がたまにあるのだが,自分の発した音はすべて客席に吸い込まれるような感覚になってしまう.
空間が広く (しかもワインヤード形式のホールはステージ後方にも客席がある!),客席に音がまっすぐに届いてしまう分,自分の声のはねかえりが聞こえない.
自分の声だけでない,もはや2・3メートルはなれたところで歌う人の声さえ聞こえないのだ.

しかし,まったく聞こえないのではない.
たとえばドミソの和音を響かせたりすると,ホール全体が共鳴しているのを体感できる.
きれいな和音で終わる曲などを演奏すると,演奏終了直後1・2秒だけであるがホールがその和音で包まれる. (これを残響という)
残響を聴くと,演奏者はホールの音響の良し悪しを体感できる.
ミューザ川崎の残響は本当にきれいだ.

以前,高校の創立50周年記念でミューザ川崎を利用した際,舞台設営の際にステージに上がったとき,軽く「ぽんっ」と手をたたいてみたことがある.
軽くたたいただけなのに,ホール全体にこの音が響き渡った.
天井から,音がゆったりと舞い落ちてくるような感覚を得た.

残響は舞台上にいる演奏者が一番よく感じられる (しかも客席に人がいないときほど残響時間は長い) わけだが,客席にいる人も残響は印象的なものだ.
あまりに残響時間が長いと,演奏にとっては大きなノイズになってしまうものだ.
しかし,響きの時間がちょうどよいホールは本当に気持ちがよい.
(そういえば先日錦糸町の墨田トリフォニーホールにわが大学の音楽部管弦楽団の演奏を聴きにいったときも,ホールの響きに魅了された.)

ミューザ川崎の客席にいて,残響ではっとしたことといえば,演奏終了後の拍手だ.
先ほどステージ上で手をたたいたときの感想を述べたが,客席での拍手も,ホールに自分の音が溶け込む感覚を得られる.
普通のホールだと,拍手の音は「パシャパシャパシャ」という感じの音が聞こえるが,ミューザ川崎での拍手は「シャーシャー」という音でとても心地よかった.

そんなミューザ川崎シンフォニーホールに何度も訪れる機会があるのはとても幸せなことだ.
僕の高校の合唱部は中堅クラスのレベルである.
(神奈川県で1,2位.たまに関東大会で上位に入るレベル)
そんな合唱団であるが,川崎市の音楽活動には大きく貢献してきている.(と思う)
高校時代は依頼演奏や,合唱祭に参加のために頻繁にミューザに出入りしていた.
いろんな楽屋を使ったし,舞台設営などで舞台装置やピアノの移動の手伝いなどもさせてもらったこともある.(ピアノ倉庫にはたしか一箇所に5,6台ものピアノが入っていた! 実はスタインウェイのピアノも触ったことがあるのだ.)

そんなミューザ川崎におととい7月5日に行った.(高校卒業以来久々)
川崎市の合唱連盟が主催する合唱祭というのがありそれに参加したからだ.
高校の合唱部のOB,OG系の合唱団がいくつもある.そのうち3団体で出場したわけだ.
あまり練習に参加できず本番一発勝負の曲ではさすがに思うように歌えなかったけれど,高校時代以上に多少はついたであろう歌唱力と心の余裕があったためか,舞台上では本当に楽しかった.
(もちろん高校時代だって舞台で歌うのは楽しかったですよ.)

ミューザで行われる川崎市の合唱祭は年に一回.
最近ミューザ以外のホールに行くことのほうが多くなってきてしまったが,これからもミューザに行く機会があればぜひとも行きたい.

ミューザ川崎シンフォニーホールでは平日の昼や夜にも専属オルガニストによるパイプオルガンコンサートなどが行われており,気軽に訪れることのできる場所である.
ぜひ,川崎近辺に住んでいる人はミューザ川崎シンフォニーホールに遊びに行ってみてはいかがでしょうか?
(ミューザのとなりにあるラゾーナ川崎もお勧めである.)

<参考ページ>
・ミューザ川崎シンフォニーホール公式サイト
Wikipedia「ミューザ川崎シンフォニーホール」
ラゾーナ川崎プラザ