演劇

日記に書きたいことはたくさんある。
いつもだらだらしてしまって日記を書かず仕舞いになってしまう出来事が多々ある。
しかし、やはりなんといっても書かれなければならないことはすぐに書かれる必要がある。(いくつも書き忘れてはいるが)

久々にテレビを見た。
テレビの電源を入れたらNHK教育テレビが流れた。
どうやらNHKの芸術劇場のようだ。
「池波正太郎・初舞台化作品の見どころ」
という番組の放送がされていた。

一幕の途中から見始めたものの、結局ついさっき終了までこの番組に釘付けになってしまった。
最近の忙しさに忙殺され、日々を生活することだけに精一杯であった僕は最近、感動する心、というものを失いかけていた。
特に4月以降は酷く、演奏会に行ってもすごいなあ、と感じるだけで、感動しなかった。(感動することができなかった、と言うべきだろう。)
何事にも感動できず、あまり物事に自分の内面から前向きになることが出来ず、(外面では前向きであるかのようにしていたのだろうが。)自分自身どうしようもない状況であった。

そんな僕も今日で塾のバイト(夏期講習)は終わりとなり一時的に解放された身であったこともあるのだろう。
やっと本来自分があるべき姿に復帰できた気がする。

作品がすばらしかった。
どんな細かな所作も洗練されていた。(特に剣、杖の扱いや立ち振る舞い)
作品の随所にちりばめられた人生観にも圧倒された。

さまざまな要因があるのだろうが、完全に作品の世界に取り込まれてしまった。

久々に感動したような気がする。
心が洗われた気がする。

明日からは、どんなものに対しても感動することが出来る気がする。
今日はもう遅いので、明日からはこの感動を忘れず、僕自身随所に気を配っていきたい(生きたい)と思う。

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