NHK全国合唱コンクール全国大会

一昨日(13日mon.)は合唱を聴きに行った。NHK全国合唱コンクール全国大会 @NHKホール

僕の母校の合唱部が今年、関東甲信越ブロック大会に進出し、関東甲信越大会@大宮ソニックシティーホールにも聴きに行った。
それに引き続き今年度2回目のコンクール鑑賞だ。(母校は残念ながら出ていない)
県大会が「7月31日」、関東甲信越ブロック大会が「9月7日」、そして全国大会が「10月13日」だ。
全国大会にまで出ると、大変長い自分との戦いを強いられるのが良く分かる。
しかし、どの段階まで勝ち進めるかとは関係なく、このコンクールに参加することは、学生生活の上で大変大きな影響を与えると思う。
僕も高校時代に合唱をやったことで得られたものは大きい(気がする)。
まぁ、合唱をやることについて云々いうのはつまらないかもしれないのでこのあたりにして、感想を。

9月7日の関東甲信越大会は、入場整理券の都合上(4人分当たった)高校時代の友人と、大学のクラスメート2人と行った。
関東甲信越大会は自分の後輩も歌っていることもあり、聴いている側としては主観的になってしまった面もある。
そして、(ホールの響き方にも依存するのだが)すこし演奏が堅い、というか緊張している、というような印象も受けた。
だが、ブロックコンクール(関東大会など)で緊張してしまうのは当たり前である。
都道府県大会を勝ち進み、全国大会に進む一歩手前である。
周囲からのプレッシャーが大きい大会であるからだ。

全体として、完成度が高く演奏はうまかった。
が、課題曲にはまだまだ改善の余地があっただろう。
どの学校も、あまり課題曲に内包された言葉が伝わってこない。
毎年全体講評で審査員の先生方によく指摘されることであるが。

でも、関東大会を聴き終えた後、僕は大学入学とともに鎮静化させたつもりであった合唱熱が再燃したようだ。
関東大会からの帰り道、全国大会の入場券(抽選)に応募することを決めた。
ところがは3枚(6人分)応募して、全部当選してしまった。
結局、全部は使わず、(関東大会も一緒に聴きに行った)高校の友人と後輩と入場しただけだった。

全国大会は、関東大会以上に本当に楽しかった。
先ほど述べたような緊張感が全くと言っていいほどない。
どこの団体も、軽く昂揚するような緊張感をもつ程度で、とても聴きごたえがあった。
前半は女声合唱が多かったので、低音パート出身の僕としては物足りなかったが(笑)でもいくつかの団体は女声合唱らしい本当にすきとおった声で演奏していて感動した。

混声合唱の演奏もカッコよかった。
音域が広がるとハーモニーの厚さは格段に厚くなる。
特に、混声の場合は男女の音量比によって全く異なる演奏に聞こえて楽しかった。

過去3年間(4年だったかな?)の全国大会はすべて家のリビングでテレビを通して見ていたわけであるが、NHKホールで生で聴くと全く違う。
コンクールということを忘れて、演奏会で演奏を聴いて歌に酔っているような感じだった。

都道府県大会でも関東大会でも全国大会でも、コンクールの最後には課題曲を全体合唱するのだが、全国大会でも全体合唱で観客席から歌ってしまった(笑)
同時に6-700人が響きのよいホールで大合唱をするのである。
舞台での演奏もすごいが、全体合唱は音圧が本当にすごい。
全国レベルの全体合唱はとりわけ音圧がすごい。
1階席から、まるで火柱が立ったように音が響いていた。

あまり、うまく感動を文章に書けないが、
この二つのコンクールで僕はとても感動したこと、
そして今後合唱生活を再開しようと思うようになった、ということである。