「量子力学による情報技術の革命」

今日は日本物理学会主催の「量子力学による情報技術の革命」という公開講座に行った。
場所が自分の大学のキャンパス内であったこと、それと今年の物理チャレンジでスタッフをされていたO先生が世話人をされていて、物理チャレンジの際にこの講座の受講を勧められ、内容に興味があったからである。

大雑把にいってしまえば今話題の量子コンピュータ、量子通信の内容の講演会である。
3人の講演者の方が順に約1時間ずつお話をされた。
もともとこの講座の対象ターゲットが高校生であるため、内容は複雑な数式を出来るだけ減らして大変わかりやすいものであった。
量子論のいくつかの性質を利用した計算機や通信方式であるがうまく説明していたので、僕自身もとても理解しやすかった。

講演会ののち、一緒に聴きに行った友人Nと、先生方にいくつかの質問をしていると結局最後まで会場に残ってしまった。
会場の机の状態を元に戻したりとO先生の手伝いもしていたら、先生のお誘いで講演者の先生方とともに喫茶店でも、と誘われたのでご一緒させていただくことにした。
ところが残念ながらキャンパス内の喫茶店はもうしまっていた上、キャンパス周辺の店も予約が入っているなどで店が見つからない。
ということで渋谷まで出ることに。

結局は渋谷の居酒屋で食事をした。(※もちろん「未成年なので」僕らは飲酒していないが笑)
喫茶店のつもりがちゃんとした夕飯をごちそうになることになった。
ご飯を一緒に食べさせて頂き、誘ってくださった先生方には大変感謝している。

今回は初めて生の研究者の方と一緒の食事をしながら様々な話を伺った。
以前物理チャレンジの先生方とお食事させていただいたこともあるが、その際は「物理チャレンジ」という共通の話題があった。
しかし今回は純粋に「物理」という接点しかないうえに、初めて会ったばかりの先生方とご一緒の食事である。
とても刺激的だった。
接点が「物理」しかなかったものの話題は尽きず、今日の発表の内容についてや、以前の研究についてのお話を伺うこともできたし、企業研究者と大学研究者のそれぞれの環境の現状、科研費についての問題点や、高校・大学での物理教育についてのお話を伺い、時々議論に混ぜて頂いたりもした。

学部一年生としては滅多に経験できない体験(?)をさせていただいたと思う。
このようなチャンスを与えてくださったO先生、また東大教養学部のH先生や、今回この講演会で講演してくださった先生はじめ一緒に夕飯で様々な興味深い話をしてくださった先生方、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

今日の刺激を得て、あらためて物理学の勉強もがんばらなくては! と感じた。
忙しい毎日が続くが物理の勉強をちゃんと続けて行きたいと思っている。

PS
ところで来週にまた本郷で東大理学部の公開講座があるのだが、行くべきかどうか迷っている(笑)
3週連続で講演会に出席しているとさすがに時間的にもきついからである。
もし公開講座に出席したらその内容も日記に書きたいと思っている。