'クロロフィル' に関する記事のまとめ

2008.09.16 火曜日 [ Latest News, サイエンス, 大学]

UROP研究発表会

明後日(18日)に大学の授業の一つであるUROP(UndergraduateResearchOpportunityProgram)という授業の研究発表会がある。
前期と夏休みの半年間、研究室に配属されて、実際に様々な研究をした内容を発表するというものである。
今は発表に向けたパワーポイントを作成していて寝不足である。

普段僕はしっかりと睡眠時間を確保する方なのだが、久々に短い睡眠時間を続けている。
高校時代では年に1,2回あるかないかの眠たさ。。。(笑)
なのに、物理チャレンジに引き続きもう2回目の睡眠不足。。。(苦笑)

昨晩パワーポイントをなんとか作り終えて、今は、少し小休止。
今日昼に研究室で発表の練習をさせて頂く予定。でもまた今夜は、修正がはいる思うので睡眠不足は続きそうだが。(笑)

にしても、発表の持ち時間は12分間。
しゃべりたいことが沢山ありすぎて30分以上欲しいところなのだが(笑)どうやって圧縮するかが一番大きな課題である。
学会発表などで15分などもあるそうなのだが。(それは聴き手がその研究の背景を知っているから、発見したことだけを述べればいいから的が絞れるかもしれない。)
今回は話す相手は僕と同じような、専門研究の内容をよく知らない人ばかり。
研究の背景の説明だけで半分近く費やしてしまいそうだ。。
なのに、自分の研究の結果もたくさん述べたいわけだ。時間配分が難しい。

UROPは配属される研究室によっては「UROPの生徒専用の(ある程度結果のわかっている?)研究プログラム」が与えられるところもあるようだ。
それに対して、僕が配属された渡辺研では、研究室の実際の研究のテーマのひとつを与えてもらえた。
研究室としても初めての実験も多く、予想しなかった事態にも何度も見舞われた。
同時に、最終的に得たデータにひとつ面白いピークデータが出ている、こともわかった。
そのよく分かっていないピークデータについての研究もしたいわけだが、どうやら発表会には到底間に合わなさそうである。(というよりあと半年以上かかる?)

研究者というものは噂に聞いていただけであるが、この授業(体験)を通して、楽しい面もつらい面もよく実感できた。
でも研究者の道は充実しているなぁと実感させられた。

さて、最後の18日の発表会も頑張りたいと思う。

2008.05.02 金曜日 [ Latest News, サイエンス, 大学]

学部学生から研究室へ(UROP参加)

大学には
UROP (Undergraduate Research Opportunity Program)
という、学部学生が大学院の研究室(*1)で、研究の手伝い(もしくは関連した実験)を体験できる、というプログラムがある。
つまり、学部学生ながら、研究室配属されて、先端研究に触れられるというものだ。

昨年UROPを体験した先輩(*2)の勧めで、僕も今年参加することにした。
以前から将来は、物理や工学などの研究室に進みたいと考えていたものの、(UROPのプログラムで選択できる)物理系の研究室は特に難しそうであった。
改めて研究室案内全体を眺めてみていたところ、(簡単にいえば)葉緑体の研究をしている研究室を偶然見かけた。
小学生や中学生のころ、太陽電池を用いた工作をしたり、太陽電池についての研究をしていた時期もあったからか、この研究テーマに大変興味を持った。

そして今日、その研究室の先生と面談をして、様々な話を伺った。
(この画像は生産技術研究所の内側の写真で、左端にある部屋が今日伺った研究室)
ここでは主にクロロフィル(葉緑体の主要物質)を中心とした部分の光合成反応について詳しく研究しているようである。
光合成に関わる物質の多くは共通の基本骨格をもつものであるが、一部の水素がメチル基(炭素一つ)に置き換わったり、分子鎖の結合の向きが上下逆になってしまうだけで、まったく別の性質をもつクロロフィルや、他の物質になったりするらしい。
僅かな違いによる物理的特性の変化を知ることで、光合成反応に関わる物質の構造を理解し、光合成を理解しようとするのが目的らしい。

さて、だからといって学部一年生の僕に割り与えられる役割が、このような最先端の研究の主要部分を担えるという訳でもない。(笑)
どのような境遇においても下っ端は下っ端である。

僕の今回の研究テーマは
抽出された色素をクロマトグラフィーという機械を用いて物質ごとに分離をしていく。
そのようにすることで、いままで見つかっていなかった分子を発見したり、研究したい物質だけを単離したりするのである。
もちろん、この研究の主要になるところはその単離された物質を分析して、構造を決定し、その物質の光合成回路での役割を見定めることである。

僕にとって初めての本格的な研究であるし、液体クロマトグラフィー(という分析装置)を使うことさえ初めてである。
どんなに下っ端であろうと、むしろ(大学院生の方々と)一緒に研究をさせて頂けることが嬉しい。
本気で実験をしてたくさんのことを吸収していきたいと思っている。


(*1)主に、駒場にある「生産技術研究所」や「先端科学技術研究センター」を拠点とする研究室
(*2)物理チャレンジ、化学グランプリ両方でお世話になった先輩。彼はUROPに関わった学生のことを「ユーロピアン」と呼ぶ。(笑)