'ヤコビアン' に関する記事のまとめ

2008.08.15 金曜日 [ Latest News, サイエンス]

物理チャレンジ(一日目後半~二日目前半)

前回の続き
(←物理チャレンジでのことを時系列に沿って書いていくとしたとき、この日記更新の頻度では4日目の話を書くまでに至るのだろうか。と心配。笑)

まずは前回に載せなかった写真を一つ。
列車内でヤコビアンを導く
夜行列車でn次元極座標表示のヤコビアンを出そうとしているY.Tさん。ちなみに後ろの赤い服はD.Nくん。

【一日目後半】
物理チャレンジ一日目は、生徒や学生スタッフ同士の懇親会として、立食パーティーがあった。
その立食パーティーののち、杉谷愛という女性がヴォーカルをやるバンドがやってきた。
彼女たちは岡山出身らしい。
あまり(というよりも全く)ライヴというものを経験したことがなかったもののすごい楽しかった。
音楽が好きなんだなぁと再び実感した。

今回、歌手をチャレンジにお呼びするのは初めての試みであったが大成功だった。
事務局の方々に感謝している。
来年も期待♪

しかししかし、どちらかというと学生スタッフのほうが参加者以上に盛り上がっていたかもしれない(笑)
(もちろん高校生たちも見かけによらず?すごい盛り上がっていたのだが、それに負けずに僕らも盛り上がっていたということ:笑)

そして、その後部屋に戻り就寝。

かと思いきや、スタッフは大会本部(場所としては宿舎の大きな宴会場)でスタッフ会議。
詳細は言及しないがさまざまな観点において綿密に作られているな、と感じた。
去年まで(ふらふらっと)物理チャレンジに参加していたが、今回スタッフとして参加してみて、やはり裏方が大変しっかりしているからこそ成功する大会だと改めて感じた。

スタッフ会議終了後、僕ら(八王子組の学生スタッフ)はそのまま大会本部に残り、翌日のフィジクスライブの準備、そして大会参加者/スタッフ対象のニュースレターの発行をした。
このとき、学生スタッフの持ってきたPC三台(うち一台が僕のPC)が並んだ。(ほかに先生方のPCを含めると大会本部には多くのPCが雑然と並んでいたわけだが。)

フィジクスライブの準備とは、参加者向けの宣伝ポスターの作成である。(レジュメは前日に大学の自治会室で印刷してあった)
A3で製作したのだが、ほとんどは出発前に学校で作ってあったのですぐに印刷することができた。

一方ニュースレターは大変だ。
初日の出来事と写真をまとめてポスターにしなければならないからだ。
こちらは、大変手間取った。
いろいろと手間取ることもありながらも午前2時に印刷終了。
印刷して、ロビーにある掲示板にニュースレターの掲示して、やっと睡眠できた。

一緒にニュースレターをつくったT.HさんとS.Tくんは本部で寝たそうだが、僕は部屋に戻ることにした。
でも部屋は真っ暗。班のみんなは睡眠中。
しかも布団を敷き忘れた(苦笑)

でもやはり本部で寝るのはいやだったので、とりあえず部屋の隅の畳の上でバスタオルを敷き、突っ伏して睡眠。



【二日目】
6時45分起床。
一緒に学生スタッフで同じ班をもったD.Nくんに起こされて目が覚めた。眠い。

理論試験開始直前
写真は理論試験開始直前の様子

朝食を食べたのち、高校生は理論試験開始。
試験時間は8:30-13:30
理論試験は運良く試験監督の担当が入っていなかったので、5時間ゆっくり睡眠時間に充てられると思っていたが、浅はかであった。
試験開始後、歯ブラシを取りに自室に戻ったところ、部屋は清掃中だった。
とりあえず部屋に入ることはできたのだが、ごろごろして睡眠するには気まずい雰囲気。。
手短に歯を磨いたら、そそくさと部屋を退散する。(笑)

仕方ないので大会本部へ。
本部担当のスタッフ2人(S.T,T.H)を含め学生スタッフは今日のニュースレターを作成。

ニュースレター編集中
写真はニュースレター編集中
さて、僕はどこでしょう?笑


ちなみに服が一緒なのは、大会で支給されるもの。
毎年、違う色のTシャツが生徒スタッフに配布され、それを着て全体の集合写真を撮ったりもする。
(一昨年は白色、昨年は青色)
あまり普段着としては使えないが、あれを着ることで全体のまとまりが生じる感じもする。

ニュースレター第一号
これはニュースレターの第一号。
一日目の内容が掲載されている。
現在作っている第二号を含め、結局第六号(大会期間内に作り終えたのは第五号まで)まで作られた。
これらはのちにCDに焼かれて参加者全員に配布される予定だ。

さて編集会議では、どういう内容にしようかー。としゃべっているところへ、T.S先生が、
「もしよかったら、今日の理論試験問題といてみないか?」
とのこと。
みんなどんな問題が出題されているのか気になっていたところだったので解くことに。
「ついでだから問題講評をニュースレターに載せよう」
と、誰だかの発言。
賛成多数(全員)で可決。(笑)
分担して問題を解くことに。

今年の理論試験の題材も面白い。
でも、難易度は去年の物理チャレンジ以上。
高校生のうちはあの難問をがむしゃらに解いていたわけであるが、大学生になった立場からみると、やはり問題の題材は高校範囲を大幅に超越している。
しかし、誘導に従えば高校生も問題を解けるように工夫されている。
僕は大問一の特殊相対論についての問題を解いたが、他の問題も今度チャレンジしたい。

その後、いくつかの点について問題の内容についての議論があった。
特に、問題文の誘導に誤解を生みかねないものをY.Tくんが指摘していた。
おみごと!

他には問題作成担当した先生方にインタビューをしてそれをニュースレターに掲載した。

問題講評は(一部適当に書いてしまった面もあるが)試験終了2分前くらいに、宿舎のフロントの掲示板に掲載することができた。
それなりにたくさんの人に目を通してもらったようでうれしかった。

2008.08.09 土曜日 [ Latest News, サイエンス, 旅行]

物理チャレンジ(零日目~一日目早朝)

さて、今回の物理チャレンジは長かった。
というよりこれほど酷い睡眠不足に陥ったことは初めてだった。

0日目(8月2日)
この日はフィジクスライブ(前日の日記参照)を一緒にやる、東大のメンバー3人とともに夜行で岡山入りを決行することになった。
14時に駒場(東大駒場キャンパス)で集合予定であったが。。


【13:45 出発】
この地点で集合予定時刻に間に合わないことが判明。
どうせ遅刻するのだからと、急がずに駒場に向かうことにする。


【14:30 駒場着】
気づいたら待ち合わせ場所が生協書籍部理学書コーナーになっていた。
書籍部は寒かった。
僕が到着した時点ではまだD.Nくんは到着していなかった。
もともと夜行までの時間に余裕がありすぎなのでゆっくり来ても全く影響がないわけだが。

書籍部で一緒に行く2人と話をしていると、またまた八王子組(IPhO代表候補だった人たちのこと)で、同学年の一人、T.Dくんに遭遇。
どうやら彼は数学のシケタイ(試験対策委員)で、シケプリ(試験対策用補助プリント)を作っているらしいのだが、ひとつ導けない問題があるとのこと。
「いやぁ、n次元極座標表示でのヤコビアンが導けないんだよねぇ」(詳しい内容は略)
ぇ、ヤコビアンはまだ一年生ではやらないだろ。。。(笑)
などと言いつつも数学談義で盛り上がる。

そうこう話をしているうちにD.Nくん到着。
その後フィジックスライブで必要なレジュメ、ポスターなどを製作し(本当はもっと前もってやるべきではあるが。。。)18時ごろ駒場を出発し、東京駅へ。


【19:00 東京駅到着】
列車の発車まであと3時間。
「発車まで統計の授業2コマ分も待たなければならないのか。大変だ。」
などと話をする。
(※駒場の統計の授業はいくつかあるが4人の選んだ教官は同じで、その授業は定理の羅列にすぎず面白みがないということで有名)


【21:30 ホームに出る。】
たくさんの乗客がそれぞれ大きな荷物を抱えながら整然と列を作りホームで電車を待つ。
夜行列車に乗るといつも見るおなじみの光景だ。


【21:55 サンライズ瀬戸号/出雲号到着】
「やっと岡山への移動の半分が終わった」
というのも、集合は14:00で、岡山到着6:27で、総移動時間としては16時間。
そのうち東京出発の地点でもはや集まってから8時間が経過しているわけである。

われわれはサンライズ瀬戸号の4号車へ。
僕は2年前の物理チャレンジの帰り道に一度サンライズ瀬戸号に乗っているのですました顔をして乗車したわけだが、残り3人は予想をはるかに上回る車両のきれいさに興奮している様子。
まぁ、そりゃJRになってから作られた新しい車両だもんな。。

電車はゆっくりと出発。
「慣性力(発車の際、電車後方に引っ張られる力)はわずかに働くように感じるけど、まぁ車内を慣性系(慣性力のない空間)とみれば、僕らが静止してホームが勝手に横に動いているように見えるわけか。」
などとわけのわからないことを言って出発。
気づけばあっという間に横浜着。


【22:30 フィジクスライブの実験ネタ仕込み開始!】
(発車待ちの3時間にやっておくべきだったと後悔。)
途中からは周囲が寝始めたのでラウンジへ。


【2:00 就寝】

【6:00 起床】
初日から目覚ましなしで4時間睡眠とは相当頭がおかしい(笑)
僕は起床したらいくらか車内の写真を撮影した
一方Y.Tさんは、おもむろに紙とボールペンを取り出し、前日尋ねられたヤコビアンの問題を解き始める。(笑)

さて、以下に夜行列車関連の写真を載せる。

サンライズ瀬戸号からの日の出
左図はサンライズ瀬戸号から見た日の出。
受験以降、久々に日の出を見た気がする。


サンライズ瀬戸号車内,窓側から廊下側を見る
室内の様子。
乗車したノビノビ座席は、左右の乗客との間には一部壁がない部分がある。
しかしその分、車内は広々とした印象を受けるし、相互監視のために防犯にもつながっているのだろう。


サンライズ瀬戸号車内,窓横に取り付けられた読書灯,室内灯
窓枠の左上にある二つの明かり。
室内灯と読書灯がある。
2時過ぎてから本を読んだりもしたがその際は読書灯だけを点けていた。


サンライズ瀬戸と出雲の切り離し,切り離し前
岡山駅ではサンライズ瀬戸号(高松行き)とサンライズ出雲号(出雲市行き)の二つが分離される。
連結部分の切り離しは全自動で行われた。
はじめに貫通部(蛇腹のところ)が自動的に格納され、その次に連結部のロックが解除された。


サンライズ瀬戸と出雲の切り離し,切り離した瞬間
連結部が切り離されれば先にサンライズ瀬戸号が発車する。
これは連結部が外れた瞬間。

切り離されたサンライズ瀬戸号,高松に向かう
サンライズ瀬戸号を見送ってから、ホームを後にした。