'岡山天文博物館' に関する記事のまとめ

2008.10.30 木曜日 [ Latest News, サイエンス]

時系列が逆 (物理チャレンジ まとめ編)

前回の日記で講演会の話を書いたが、今回はその講演会の話を持ち出された時の様子(つまり物理チャレンジのこと)を書くことにする。
完全に時系列が逆になってしまったが実は物理チャレンジの話を書き終わっていないのだからちゃんと書ききらなくては。
このryo-Diaryの中で、物理チャレンジがらみの記事をまとめたもののはここです。
できるだけ簡潔に(単に願望であり実現不能) と思ったが長い!(笑)


岡山天体物理学観測所、岡山天文博物館から宿舎へ帰るバスで、偶然に隣の席に座った方が前回の日記にも書いた、O先生であった。
普段は班のメンバーと固まって移動中のバスの席に座り話をするが、何でだったか、その時は偶然一番最後にバスに乗車したため、一番前の席に。
そのときにO先生の隣の席になり、日本物理学会主催の「量子力学による情報技術の革命」の講座に誘われたのである。
ちなみに、同時に宮城県で9月に開催された年次大会にも誘われたが、流石にそんなに遠くまで行くのは。。。と断ったのを覚えている。
次回の年次大会は池袋で開催されるので出来れば出席してみたいと考えている。



3日目の夜は最終日ということもあり、参加者は皆、夜も元気だ。
僕は前夜までの短すぎる睡眠時間と、そしてめったに使わない脳みそをフル回転させた反動でもう、へとへとであったが夜まで参加者に連れまわされた(笑)
(そういえば僕も一人ほどよくなつく参加者(Aくん)と学生スタッフのNと一緒に大浴場まで連れて行ってお風呂に入ったんだったなぁ。。笑)

フィジクスライブの際に、3日目の夜にポリビニールアルコールで偏光板を作る実験を見せてあげる、と宣言してしまった為、談話室のようなところで(上記Aくん含む)何人かの参加者と3,4人の学生スタッフで偏光板を作った。
そして作った偏光板はみんなにあげた。

でも、シャーレの上でただ乾かしたポリビニールアルコール膜をヨウ素ホウ酸水溶液に浸して伸ばすだけという単純な作業しかしていないからか、あまりポリビニールアルコールにヨウ素が定着しない。
また、膜を2.5倍程度まで一方向に引き延ばして乾くまで固定しなければならないのだが、事前にちゃんとした固定具を用意できなかったために上手い偏光板が作れなかった。
参加者にはもう少し質のいい偏光板を作って渡したかったが、
「ちょっと偏光(というよりむしろ色つき複屈折でしかない!?)するビニール膜」
を記念に持ち帰ってもらったわけだ。
まぁ、「実験は必ずしもうまくいかないという印象」だけは沢山与えることができた気がするので、良かったということにしよう。

来年はもう少し2,3日目の夜の時間配分と、過ごし方をあらかじめ計画して、さらに事前準備をしておかなければと思う。
(来年忙しかったら参加できないわけであるが、できればまたスタッフをやりたいところ。。。)


さて、偏光板を作った僕は、使命を果たしたかのように、その場で力尽きた。
文字どおり力尽きた。

偏光板を作る実験用具などを談話室の机の上に放置したままで、談話室のソファーに寝ていたようだ。全く記憶がないのだが、同じく学生スタッフのNに起こされて初めて自分の置かれている状況に気づいた。



最終日は大会の閉会式であり、表彰式もある。
受賞者などの結果は物理チャレンジの公式ホームページに譲るとする。

表彰式は岡山大学内のホールで行われたがその後、岡山駅までは最後の班行動である。
バスで岡山駅に到着した。
僕の班にいたメンバーもとても優秀で、同時に謙虚なメンバーであり、スタッフをした僕としても充実した4日間だった。
特に高校三年生のメンバーは来年東大を受けたい人ばっかりであったので、同じキャンパスで勉強できることを楽しみにしている。
また高二以下のメンバーは、来年また物理チャレンジに参加して今回以上の成績を取ってくれることを期待している。


その後

参加者を送り出した後、スタッフには最後の懇親会が用意されていた。
班長として、そして内部向け広報誌発行の手伝いをした一人として、ちょっとマイクの前で話させて頂いた。
懇親会はとちゅう眠気に襲われることもあったが(苦笑)軽い雰囲気で反省会が行われて、むしろ楽しかった。

懇親会での反省の最後に、物理チャレンジ開期中は殆ど世間話をする暇もないのではないかと思うくらい黙々と仕事をこなされていた、事務方のTさんがコメントされた。
(ちなみに、僕が小学生のころ、科学技術館サイエンス友の会で、Tさんに引率されて、ある施設見学会に出向いたことがある。それ以来、小学生のころから今までお世話になっている。)
彼は4日間ほとんど睡眠を取らずに仕事をやりとおされていた。
あまりの眠気に挫折してしまいそうな重労働だというのに、大会会期中ずっと黙々と資料作成などをやり続けてくださった。

大会をバックアップする裏方の存在は重要だ。
だが、年を経るごとに誰しも、資料が準備されているのが当たり前であるかのように考えてしまう。
つまり何度も大会を開催するにつれて、いくつかの件に関して事前に準備し忘れてしまうようなのだ。
だから、大会期間中に仕事が沢山出来てしまい、裏方の負担が多くなったようだ。
今年はそういう点で反省すべき部分が多いので、来年以降は自治体側の事務と確認を緊密にして、事務書類などの不備の無いように徹底しなくてはならないということだ。
来年は筑波開催であるが、国際生物学オリンピックとも重なって事務方は混乱する可能性も無きにしも非ずであるわけだ。
なので、来年は我々学生スタッフとしても、もっと事務作業の手伝いもできるように頑張らなくては!と感じた。



この写真は物理チャレンジの最終日の懇親会の際にご褒美に頂いた栞(しおり)だ。
スキャナーでスキャンしたため、栞の反射光がきれいに撮影されていないが、真鍮で出来たきれいな金色をしている。
日記に載せるまでは、使わないで大事に保存しておいたわけだが、もうじき利用し始めようと思う。
方程式は、有名なアインシュタインの一般相対論の式だ。
これで相対性理論の本などを読みたいものだ。




2008.09.23 火曜日 [ Latest News, サイエンス]

物理チャレンジ(三日目の続き)

近況報告するものが日記のはずなのに、なぜだか一ヶ月以上前の内容を入力している。
最近もいろいろ面白いこともあったので、できれば二段構成で書いていきたいところ。


前回の日記で書き忘れてことがあるので、そこから書き始めることにしよう。

実験試験は試験監督を二回やったが、その際にトイレについていくこともあった。
そこで突然、(連れて行った)高校生に、
「先輩ってS○G(塾)出身ですよね?」
と話しかけられた。
まぁ、そりゃそうなんだけど、今は試験中だしなぁと困惑。
でもここは公正さを優先したかったので、「試験中です。」ときっぱり断った。
もちろん彼には他意はなかったと思うが、ここではっきりと断っておいたのは良い選択であったと思う。
ただ、名札を見て名前を覚えておいてあげるのもよかったかも知れない、とあとから思ったが…。
※僕が出身塾の合格者座談会に出席したことや、広報誌のいたるところに(座談会を含め)写真が載っているところ、またその塾でバイトをしているために後輩に顔を覚えられていたのかもしれない。

後日、チューター(質問に答えるアルバイト) で一緒のI先輩(現在、総合研究大学院大学 国立天文台(*) M1)に、たまたまこの話をしたところ、大学院試でも似たような状況があるらしい。
学部4年次から研究室で研究させていただいたりするわけだが、まさにその研究室の教授や指導教官が試験監督だったりする場合、試験中にトイレに行く際に、普段はおしゃべりをするような教官とも無言でトイレに向かう、という何とも気まずい状況になるのだとか。

(*)総合研究大学院大学 国立天文台
旧来、国立天文台は東京天文台と称し、東京大学の一つの研究室であったが、すばる望遠鏡建設 (つまり国家プロジェクト) に伴い国の機関として組み込まれた。
しかし、国の機関になったため大学院生の受け入れの制度があいまいだったようだ。
それで、国立天文台やKEK(高エネルギー加速器研究機構)などの研究機関で大学院生を受け入れるために出来たのが、総研大である。



無事に理論、実験試験が終わり、そのあとの昼食は皆、顔が平和であった。
朝食までと異なり空気が軽くなっていた。
この足で岡山天体物理観測所岡山天文博物館(3Dメガネでお世話になった)へ。

世の中には無駄にお金をかけた割には、感動の少ないような展示や施設も少なくないが (こりゃ失言か?)
ここの博物館は(それほど新しいものをそろえているわけではないが)凝っていて面白かった。
前に行った三鷹の国立天文台(参照:重力波観測装置)とは違い現在でも観測をしている天文台は初めてだ。
昔使っていた観測機器を見ることができたのは面白かった。

望遠鏡の本体
↑望遠鏡本体
↓望遠鏡の一番大きな鏡(主鏡)
望遠鏡の主鏡
その後、現在使用中の天体望遠鏡に入らせてもらった。
普段観測する際は天球の回転(⇔地球の自転)に合わせて望遠鏡も回転(北極星を中心に斜め回転)させるわけであるが、それに合わせてドームを回転(水平方向の回転)させることもできる。
試しにドームを回転させてみてもらった。
自分が回転しているのか、望遠鏡が回転しているのかわからないほどであった。

慣性系に対して回転する座標系では遠心力のほかに、コリオリ力(転向力)というものが働く。
コリオリ力は、回転する座標上で直線運動しようとすると、進行方向を曲げるような方向(つまり進行方向右or左)に力を及ぼすものである。(台風などが渦巻く理由もこれで説明される)

このコリオリ力を実感したとするならば、自分が回転していることがわかるのだ。

どうすれば自分が回転していることを証明するか?
ということで学生スタッフの何人かで(一応学生スタッフの名誉のために言えば、こんな馬鹿な発案してやったのは僕とわずか何人かだけである。:笑)体を前後に揺らしたり手を前に突き出したりしてみた。
やはり横に引っ張られる感じを受ける。
つまりコリオリ力だった。
ということで、自分が回転していることを実感できたのは面白かった。

PS
フィジクスライブでの写真をいくつか掲載!!
フィジクスライブ
フィジクスライブ
フィジクスライブ
フィジクスライブ

2008.08.18 月曜日 [ Latest News, サイエンス]

物理チャレンジ(フィジクスライブ 後日談)

別の企画として、岡山天体物理観測所の方とその観測所に併設されている岡山天文博物館の方が、4D2U(4次元デジタル宇宙シアター)という展示をしていた。
これは宇宙の星々をコントローラーで操作することで様々な角度から3Dで見ることができて、違う時間(何億年も前)の様子も見ることのできるという上映会(というより講演会に近い?)だった。
つまり空間の3次元と時間の1次元を足して4次元(4D)という名前が付けられているのである。

実はフィジクスライブの偏光実験の説明のために、この展示を担当された方から3D映像を見るための立体メガネ(偏光板サングラス)をお借りした。
おかげさまで偏光板サングラスは様々な議論を生むきっかけともなり、本当にお世話になった。

…のだが、偏光板サングラスを返し忘れた。
3日目は岡山天体物理観測所と岡山天文博物館の見学会もあったのに、うっかり返し忘れ、その晩にあった交流会でも担当者と会う機会があったのだが返し忘れた。


後日、フィジクスライブを担当される岡山大のM先生経由で担当者の方の連絡先を伺い、メガネを返却(郵送)したい旨のメールを出した。
迷惑をかけてしまったと思い、当然返送するものだと考えていたのだが、今日担当された方からすぐにメールの返信があり、
「国立天文台の方とも相談し、(中略)物理チャレンジなどの物理教育に活用していただくことを条件に、譲渡することにいたしました。さまざまな物理教育の活動の場で、ご活用いただけたら幸いです。」
とのこと。
譲っていただくつもりは全く無かったのだが、思いがけないメールに驚いた。感動した。

そして、自分は今後も物理チャレンジを筆頭に物理教育に携わらなければならない、という責任感(おおげさ?)を感じ、頑張ろうと思った。
高校生までは人に教えてもらうだけの立場だった。だが、大学生になった今、(まだまだ青いながらも)、逆に教える(伝える)側として努力していかなければならないと感じた。

最後になったが、メールをくださった岡山天文博物館のK先生、岡山天体物理観測所のT先生、本当にありがとうございました。また岡山に行く機会があれば個人的にお会いできたらうれしいです。



(PS今は画像加工する時間がないが、また自転車旅行(下参照)から帰宅したらフィジクスライブの写真を掲載予定。)

2008.08.17 日曜日 [ Latest News, サイエンス]

物理チャレンジ(フィジクスライブ)

倉敷から帰ると、宿舎でフィジクスライブというものが行われる。
僕ら八王子組(IPhO日本代表選抜合宿@八王子の参加者)の最も楽しみにしていた企画。

フィジックスライブとは初回の物理チャレンジから行われている企画である。
まずは大会本部でチャレンジ副委員長N先生から伺った裏話を。


国際物理オリンピック(IPhO)では、受験者は試験以外にエクスカーションというものがある。
具体的にははその国の観光をしたり、他国の選手との親睦を深めるという目的でゲームなどをしたり、有名な物理学者などの講演を聞いたりするものだ。
そのエクスカーションを真似て物理チャレンジも試験以外に講演や親睦会などが開催される。

初回の物理チャレンジ@岡山では講演会を3つ用意していたらしい。
しかし、そのうちのひとつの先生が物理チャレンジに参加できないとのことで、そこだけ予定がぽっかり空いてしまった。とは言っても大会直前の事だったらしく、新たに別の先生に講演会を依頼するわけにはいかない。
そんなとき、委員会で発案されたのが「フィジクスライブ」だったらしい。

フィジクスライブとは、現役の物理学者や物理を専攻とする人が高校生に自分の研究をわかりやすく説明したり、実験を見せたりするというもの。
行ったことはないが、たぶん物理学会でもこのようなパネル展示をしているのではないかと思う。

初回のときには、或る先生は研究室から実験装置まで持ってきてしまったらしい。(走査型電子顕微鏡だったっけな?記憶が曖昧。。)
しかし、参加者には盛況だった。

なにせ、現役で物理(Physics)をやっている先輩たちが自分の目の前で生き生きと(livelyとも言うべき?)、物理が大好きな中高生に物理の面白さを語るのである。
普段見ることのできない物理の先輩と間近で、しかも何人もと話すことができる上、高校物理と全く違う物理を味わえるのだ。

僕が初めて参加したのは第二回物理チャレンジからだ。
最初、大会の案内を読んだとき、「フィジクスライブってなんだろう?講義でもやるのかな?」などと考え、どのような企画なのか全く分からなかったのだが、いざ参加してみるとあまりのすごさに圧倒された。
周りの学生も同じように感動している様子を察せた。
企画のまわりでは、いろんな先生にあれこれと質問する。
そうこうしているうちに、先生も交えた参加者同士の議論が始まったりもする。
その場で初めて会う人ばかりだというのに。。

フィジクスライブで一緒に議論した人とは結局その後にまた話す機会があったりして、それがきっかけで友人になれた。(東大で一つ上のS.Oさんともここで議論して、結局知り合いになった一人である。)



第三回物理チャレンジ(@筑波)でのフィジクスライブも面白かった。
岡山大会の時は宿舎でフィジクスライブが開催されたが、筑波大会では宿舎でなく筑波大学でフィジクスライブが開催された。
だから、直接研究室見学という企画もあった。
研究室見学の場合、準備する側は慣れているから楽かもしれないが、やはり大学の先生と議論、という機会が得られない点、そして場所が宿舎でないため、岡山大会の時のように夕食後も会場に戻って先生と再び夜中まで議論、ということができなかったことなどが、少し残念だった。
来年は再び筑波大会になるので、この点は考慮すべきだと思う。



しかしなんだかんだ言っても、これまで僕の参加した二回にわたる物理チャレンジの中で一番印象的で面白かった企画は迷うことなくフィジクスライブと言える。

そんなフィジクスライブに、今年の物理チャレンジは発表者側になって参加することになったのである。
相手は中高生といえども、ほとんど年齢が近い。
だからこそ八王子組のメンバーも気合いを入れて準備をしたわけだ。
テーマは偏光。(あとD.NとS.TはIPhOの経験談を話した。)以前の日記にテーマの羅列がされている。
興味のある人は参照してください。


今年のフィジクスライブは、他にも岡山大学院の学生スタッフの方々が、4人ほど大学生活、大学院生活、自分の研究についての講演会をされるなど、学生スタッフが企画を出す数が多く、ひょっとすると過去四年で一番大規模なフィジクスライブだったのではないだろうか。
僕たちが取り組んだ偏光の企画にも何人もの高校生(や先生とスタッフ)が見に来てくれて、さまざまな議論をしながら盛り上がった。

散乱光の実験では、光源に用いたレーザーポインタがもともと偏光していたことに気付かないで議論していたら、実験がうまくいかず、困ったこともあった。
すると他の先生方がすかさずMyレーザーポインタを鞄から取り出して一緒に実験したりもした(笑)が、やはりレーザーポインタの半導体レーザーは偏光してしまうらしい。
(準備段階ではHe-Neレーザーというものを使っていたので、光源自身は偏光していなかった)

予想以上の聴衆の食いつきに、全員に説明しきれない(説明する人は7人もいたのに。。。)「うれしい」状況だった。
次回以降、説明をうまく流していくやり方を検討しなければいけないことに気付かされた。



ところで、7人と言ったが、実は2日目から八王子組が一人増えた。
八王子組同期のT.Tくんだ。
京大の一回生は期末試験が4日まであったため、そのまま物理チャレンジに直行したようだ。
しかし、何を思ったのかはじめに向かった先は閑谷(第一回、第二回の開催場所)。
今年は、同じ岡山県だが開催場所は倉敷。

彼は閑谷に着いてからその過ちに気づいたらしく、急いで倉敷に折り返したようだ(笑)
宿舎に到着したのは結局他の生徒が倉敷観光から帰ってくるわずか前だったらしい。

それでも彼は30分くらい偏光の実験の内容を説明したら殆ど飲み込んでくれたようで(これはすごい)、一緒に説明&議論に参加してくれた。
僕たちは去年のIPhO選抜合宿(2007年3月)以来久々に会ったわけで、いろいろおしゃべりをしたかったわけだが。でも、まずはフィジクスライブのことを精いっぱい頑張った。
もちろん、夕飯の後も議論は続き、本当に充実した行事だった。


フィジクスライブの後にスタッフ会議があったのだが、そこで学生のフィジクスライブの反応を班長が発表しあったところ、圧倒的に岡山光量子科学研究所のN先生の展示が人気だったらしい。
悔しいとは思ったものの、確かに彼の展示は本当に面白かった。

午前中、理論試験が開催されている間に大会本部でN先生から直接展示内容を見せてもらい、これは面白い、と学生スタッフが悔しがっていた(?)わけだ。
彼は同時に二つのテーマを発表した。
ひとつは、ブラックホールに巻き込まれる光について。
      相対論の内容もわかりやすく説明していたのがすごいと思った。
二つ目はカオス系(複雑系)について。
      僕はカオスについてしっかり勉強したことがないのでよくわからなかったが、
      東大(駒場)で現代物理学という講座  (学習院T先生の授業。主にカオス
      についての講義らしい)を履修した何人かは、なるほど、とうなずいていた。

僕でもわかったこととしては、PCの画面をカメラで撮影して、その映像を再びPCの画面で表示するというもの。
単純な合わせ鏡と違い、PCでやると様々な電気的なノイズ(雑音)が入り込むため、そのノイズが増幅されて、現実の映像と関係のないパターンが突然画面に表示される。というもの。
つまり、わずかなノイズがあるがために、ノイズがない場合に予想される結果とはまるっきり異なる結果が生じてしまうこと、なのである。
これを議論するのが複雑系とか非線形な力学とか呼ばれる学問なのだろう。(←勉強したことがないのであまり正確ではないかもしれないが。。。)



さて、議論には盛り上がったのは良かったが、フィジクスライブの会場を出て、中高生が交流の場として用いる談話室にひょっこり遊びに行ってみたら、中高生の輪に取り込まれた。(笑)
すぐに抜け出そうと思ったものの、話が盛り上がり抜け出せない。(笑)
やはり、世の中は複雑系だなぁと実感。(つまり将来が予測できないということ。)

結局その後、二日目から物理チャレンジに来たT.Tくんとお風呂に入ったのは午前2時を過ぎてからのことだった。
そういえば、D.Nくんともお風呂に入るはずだったが、談話室にいることを告げ忘れたので、先に一人でお風呂に入ってしまったらしい。
悔しながらの彼のコメント
「大浴場、ひとりで独占出来て爽快だった」

あー申し訳ない。ちゃんと談話室に行ったことを連絡してあげればよかったなあ…。


その後、二日目の夜は大会本部で寝た。
起床6時。
体が痛かったのと、やはり部屋で寝た振りしないと班員に迷惑かけるかなぁとおもい、意味もなく部屋に行く。
眠気をこらえつつ、二度寝しないようにごろごろしながら起床時刻、6時半を迎える。
朝にD.Nくん(彼とともに班長をしている)にそのことを話したら、笑われた(笑)

眠気がピークを越すと、人間わけわからないことをやるのだと実感した瞬間でもあった。