昨日、僕の友達のN君が、僕に水晶についてとラテン語について話してくれました。
水晶については、N君が論文形式でまとめたものを見せてくれました。 論文は水晶はどれくらいの圧力で、どの温度でどのような水晶ができるかなどのグラフや、普通とは違う特殊な水晶はなぜ発生してしまうのかなどといったことをちゃんと計算などで裏付けていました。 参考文献の数を見たら、出典を書くだけで数ページ分も使ってしまうものでした。 中には一世紀に書かれたような文章なども使われていました。
それで、どうしてそんなに古い外国の文献が使えるかということも話になりました。 よくよく考えてみると、著作権法の関係で使えるんです。
その本はラテン語で書かれているらしいのです。
そこから、今度はラテン語についての話しが盛り上がりました。 僕ともう一人の友達はN君の話しをいろいろ聞いて、ラテン語をやることにしました。
薦められた本が英語の本だから、ラテン語を勉強しながら、英語の勉強もできて受験に役立つでしょ・・・ということで。
でも、ラテン語は語源なので、難しい英語の単語もラテン語から想像出来るようになるのかもしれません。 ラテン語は、もともと昔から興味があったので、やることにしました。
下にある文章は、今日友達からラテン語について勧めるメールの一部です。 N君自身、この文章を書くのが大変だったらしいです。 (そりゃたいへんだろう。) この文章で、よりラテン語をやってみたいなぁとおもいました。
ここでラテン語を学ぶことによる有用性を簡単に纏めておきます。 一、他のヨーロッパ言語をたやすく理解することが出来る。 ロマンス諸語(フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ルーマニア語)などの基礎であり、更にゲルマン派言語の英語やドイツ語にも多大な影響を与えている。 英語の60パーセントはラテン語、20パーセントは古典ギリシャ語からで、文法は殆ど同じ 特に英語では高級語彙、自然科学、数学、神学、医学(解剖学)、動物学、法律(ローマ法)、政治経済学、歴史学等の専門用語にはラテン語をそのまま用いています。他のヨーロッパ言語の語源を知るには最高の方法です。 e.g.(これもラテン語でexempli gratiaの略でfor example の意味) fossa(溝、穴) magna(大きなの比較級) Au …ラテン語でaurum(金)またはauraris(輝くもの オーロラと同語源)か? Ag …ラテン語でArgentum(銀)因みに仏で銀はargent(アルジャンと読む) 英語でも超高級語彙としてargent(詩で銀のような、銀色に光る) 因みにアルゼンチンの語源は銀の国から Hg …ラテン語でhydrargyrum(水のような銀→流れる銀→水銀) 英語で水銀中毒 hydraargyria Pb …ラテン語でplumbum (鉛) 英でplumb (鉛直の、おもりを吊り下げた状態、垂直)、plumbic (化学で第二鉛の)、plumber 配管工(古代ローマの水道管が鉛で 出来ていたことから 今でも水道管は鉛!) plumbing(配管工事) plumbism 鉛中毒 季節バージョンでは 春(ラテン語 ver) 英語では高級語彙としてvernal (春の)、英語で春分はvernal equinox equinoxはequation(等式、方程式とどう語源 ラテン語で同じ equatioから) 夏(ラテン語 aestas) フランス語の夏 eteの語源 冬(ラテン語 hibernus) 英語で冬眠はhibernate 、動物学で越冬用保護外皮はhibernaculum(ラテン語でwinter residence の意)
後は数学の証明の最後に書くQ.E.D.はラテン語のQuod Erat Demonstrundum 以上は証明されるべきである事柄であるの頭文字 アドリブの語源はad libitum(アド リビテゥム 自由な の省略) cf. はラテン語confere(比較せよ)の省略 i.e. はラテン語 id est (That is )の省略 A.D.(西暦)はラテン語 Anno Domini (主(イエス・キリスト)の歳)の意 因みに音楽のDoの語源もラテン語 Dominus(主人) からで他の音を導く音「主音」の意 Do Re Mi Fa Sol Ra Siの語源は全てラテン語の聖ヨハネ賛歌の歌詞から Siは Sancte I(J)ohanesからで聖ヨハネ(Saint John)の意 英語の支配者 domination 支配する dominate の語源でもある。 ドミニカ共和国の語源も同じで日曜日(Dominica 主の日 安息日)にコロンブスによって発見されたことから。 一、古典の作品が読めるようになる ラテン語は紀元前8世紀に成立したといわれ、今日では他の言語の中で生き続けているし、今でもバチカン市国では公用語となっていてカトリック教会のミサは全てラテン語で行われている。ミサの語源もラテン語 Ite missa est.で あなたは進んで行くべきであるの意。missaはいくと言うラテン語で英語のmission 使命やmissaile(ミサイル 行くものの意)の語源。
一、1800年代まで大学の学位論文は全てラテン語で書くことになっており、ヨーロッパの科学史、文学史、学問を理解するうえで非常に重要である
一、ヨーロッパでは今でも貴族階級の人はラテン語を理解することが必須であり皆知っているので読み書き話せる。 ヨーロッパの各国の王室の公文書やコインの銘文、墓碑は全てラテン語で書かれる。ローマ法王主催のヴァチカン公会議は全てラテン語である。
勧められたラテン語の本は通信販売で買う予定です。 ラテン語をやれば西洋(ラテン系)の語学も結構スムーズにいけるような気がします(語源がいっしょだから。)
頑張ります。
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