ここ最近はとても忙しくて全然日記がかけませんでした。 今日は行事の代休です。
もう2週間ほど前だとおもうけど、古典の授業ですごく魅力的なことを教わりました。
まずは、いろは歌についてです。 いろは歌にはある隠し事がされていたようです。 いろは歌を7文字ずつ並べて、下のように書いてみます。
い ろ は に ほ へ と ち り ぬ る を わ か よ た れ そ つ ね な ら む う ゐ の お く や ま け ふ こ え て あ さ き ゆ め み し ゑ ひ も せ す
分の区切れとしてはむちゃくちゃなように感じられます。 でも、改行の手前の文字を、縦に読んで見ます。 そうすると、『と・が・な・く・て・し・す』となります。 漢字に当てはめると、「咎無くて死す」となるのです! つまり、罪がないというのに死んだというような感じになります。 不思議な暗示ですよね。
これを頭にとめて、次の歌もみてください。 「奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき」 この歌は、猿丸太夫の百人一首の歌なのでとても有名ですよね。 猿丸太夫の歌はいくら調べてもこれしかないのです。 でも、もともとこの作品は万葉仮名でかかれていたそうで、
『奥山乎黄葉踏別鳴鹿之音聞時曽秋者悲敷』
となるのです。
今度は、これをさっきのように6文字ずつで折り返してみましょう。 そうすると、
となります。 なんで黒板の写真があるかというと、先生の説明にとても感動してしまったのです。 それで授業後についつい携帯のカメラで撮ってしまったからです(笑)
この写真の、黄色の十字のところを見てください。 之を中心にして”Z”の形に読んでみましょう。 そうすると、 『鹿黄之者音』 となります。 これは「かきのもと」と読めます!
じつは、もう一つの暗号が読み取れます。 こんどは写真の四角に囲われている9文字を見てください。
黄葉踏 之音聞 者悲敷
となります。 万葉仮名なので、無理やり読んでみると、 いろはぶみのおときくものがなし(だったかな?) となります。
今まで挙げた3つのことをあわせると、 猿丸太夫は架空の人物であり、何も罪を犯していないのに島流しに遭った柿本人麻呂が、「奥山に〜」の歌を詠った。 そして、いろは歌も人麻呂の作品である。 ということが考えられるのです。
家に帰ってから調べたところ、いろは歌にも「かきのもと」の五文字が規則的に配置されているそうなのです。
もし、本当に 猿丸太夫=人麻呂 ならば、百人一首ではなくて、九十九人九十九分の百首というものになってしまいそうです。。。
このような謎解きは面白いですよね。 でも、まだ証拠不十分なためか、正式には認められていないようですが、僕としてはこれが本当のことのように思えます。
学校の古典の先生は、「猿丸幻視行」という本を読むといいといっていました。 早速,Amazon.co,jpで本を注文してしまいました。
(参考ページ) ・謎を解く 猿丸太夫 ・いろは歌に隠された謎
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