稜の日記

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2006年3月(高校一年)

肥後守(ひごのかみ) 2006/03/04
小中学生のころ九段下にある、科学技術館でサイエンス友の会に入って、様々な実験や工作をしていました。
友の会の中でも、「レオナルド・ダ・ヴィンチ教室」に参加して、沢山の影響を受けました。このダ・ヴィンチ教室とは、参加者それぞれが自分のやりたい実験、工作をすることの出来る教室です。ここで僕は、科学を好きになり沢山の知識を習得してきました。

ダ・ヴィンチ教室のなかでは何人もの先生方にお世話になりました。挨拶をはじめ実験に対する姿勢などについても、とても厳しい先生方でしたが、僕の糧となった気がします。ありがとうございます。
今でもダ・ヴィンチ教室でご指導なさっている先生や、お台場の日本科学未来館に転勤されてそこで子供をご指導されている先生など...。

そのなかでも、今回は鈴木惣吉先生について書きたいと思います。
ダ・ヴィンチ教室で沢山の実験をしてきた「電磁石の実験」(公開されてます)のご指導や、レポートの書き方についてのご指導、また太陽電池工作コンクールでの「太陽高度測定器」の製作についての助言などをしてくださいました。
特にレポートについては細部まで見て真っ赤になるまで添削してくださいました。
先生のおかげで様々な結果を残すことが出来ました。

そして、肥後守というナイフを使うことを勧めてくださいました。
僕の肥後守の使用記録も公開されています。
カッターナイフと違って、肥後守はとても厚みがあり沢山の作業に使えます。
主に鉛筆削りに利用してるのですが、他にもたくさんの工作などに便利です。
カッターナイフと違って一本のナイフをずっと手入れしながら使っていくことは大切だなぁと感じさせられました。

研ぐ必要のない、カッターナイフや、鉛筆のように削る必要のないシャープペンシルなどもありますが、僕はこういう肥後守のような手入れしながら大事に扱えるナイフを使っていくことはとても大切だと思いました。

さて、その様々な影響を与えてくれた鈴木先生ですが、いまは月に一回ほどのペースで科学技術館のメールマガジンの記事を書いていらっしゃいます。

このメールマガジンの69号のトップ記事に鈴木先生の記事が載っています。
今回の記事は肥後守についてのものでした。
その記事に僕のページのURLも載っていました。
リンク:科学技術館メールマガジン
とてもびっくりしましたが、同時にすこし恥ずかしく感じました。




来週からは学年末テスト、その後も部活の定期演奏会があるので、その練習などで忙しくて、なかなか日記が更新できませんが、これからもどうぞよろしくお願いします。


電気について考える 2006/03/16
先週は学校の学年末テスト期間でした。
でも、同時に部活が休み&午後の時間を有効に使えるということもあり、沢山の文献をよんだりということをしたりもしていました。

日経サイエンスの広告欄に、「新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)」の広告がありました。
NEDOは僕が沢山お世話になった「太陽電池工作コンクール」など、の主催者でもあり、僕がいつも注目している団体です。

このNEDOが、「太陽光発電新技術等フィールドテスト事業」という、公募をだしていました。
NEDOが太陽電池の発電システムを設置して、NEDOは研究の材料としつつ、安い値段で設置した相手に売り、太陽電池の普及にも利用していこうというものです。

僕の学校でも太陽電池を使って実験をしてみるのははどうかなとおもいました。
明日にでも高校の校長とこのことについて話しを持ちかけてみようかと思いました。



しかし、学校のような広大な土地をもつ施設での発電もいいのですが、もっともっと大切なのは各家庭での小規模の発電だとおもいます。

いまほとんどの家において、発電所から何百キロもの長さの電線がつながっています。
電信柱にぶら下がっているだけのように見える電線ですが、実は、何百キロもの距離を流れる間にどんどん電気の力がなくなっていってしまいます。

火力発電のような発電所では、燃やした石油のエネルギーをすべて使えるわけではなく、半分以上のエネルギーが煙突などから外に逃げ出していってしまっているのです。

このようなことを考えたことはあるでしょうか?
「白熱電球一個つけるのにどれくらいの石油が必要なんだろうか?」と、
火力発電所で石油1リットルも燃やして、やっと家の電球(100W)を一つ、40分間くらいつけることが出来るのです。
車で言えば、ガソリン1リットルでも何十キロも走れるというだけの膨大なエネルギーなのに、たったの電球一個しかつけられないのです。

だいたい石油を燃やしたときに出るエネルギーのほんの数パーセントだけが家に送られてきているだけなのです。
よく、「こまめに電気を消そう」「テレビとかの待機電力はもったいない」・・・と様々なことを耳にすると思いますが、それは全然無駄なことではないのです。
ちょっとした心遣いだけで、何リットルもの石油を無駄に使わなくすることができるのです。


でも何にしても、発電所から送られてくる電気の九割以上が無駄になる、というのはとても問題だとおもいませんか?

だから、各家庭で小規模の太陽電池や風力発電!を取り入れるのは大切だと思います。
値段としては性能のよいパソコンがかえるくらいの値段はするのですが、火力発電に比べて燃料をほとんど必要としなくてエコロジーです!
すこし導入を考えてみてはどうでしょうか?

僕の家では節電して減らした電気代をどんどんためていっていずれ太陽風力発電器を購入できたらいいなと思っています。
決して不可能なことではないはずです。


「京都議定書」だとか「CO2削減」などという言葉がありますが、実践するのは国ではなくて、個人個人の心がけです。
時には家計からの出費があったり、何かが義務付けられたりすることがあるかもしれません。
しかし、そのことを快く引き受けることができるようになることが、これからの人間繁栄のためのキーポイントになっています。

みなさんも、ちょっとした節電や、太陽風力発電の導入についてなどを考えてみてはいかがでしょうか??