稜の日記

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2003年9月

転入生 2003/09/01
今日から、学校が始まりました。
僕のクラスにも転入生がドイツからきました。
学年には3人で、僕の塾のひとで、ルクセンブルグから来た人もいます。

また、2学期は行事がたくさんあるので、みんなといっしょに頑張っていきたいと思います。


作文コンクールの内容 2003/09/04
今年、学校の国語科の先生のすすめで、ある作文コンクールに出してはどうかと言われました。
僕は忙しかったのだけれども、先生から交換条件としてこれを出せば夏休みの宿題の、読書感想文を免除すると言われたので、この話に乗りました。(笑)

この作文コンクールは毎年テーマが変わり、今年は火星が大接近と言うことで、テーマは火星です。
それは、火星から書いているような作文なので、SFですね。

それで僕は運良く入賞しました。
表彰式は9月14日で、13日からホテルに泊まるそうです。

僕は、副賞として「組み立て式ロボット」とか言うものをもらえるそうです。
多分これは、L社のものだと思います。

前から欲しかったのですが、あまりロボットの研究にはならないからあまり魅力を感じなかったです。
なぜならこのプログラムは専用のソフトをつかって、パソコンで簡単に組み立てられるもので、他に応用として使うことが出来ず、その内容も複雑な動きがあまりできず、ロボットの知識の無い人でも使えるおもちゃとして開発されたようなものの感じがします。
それに、なかがブラックボックスなので、僕にはあまり意味がありません。

それに、これは値段も高いような気がします。

でも、せっかくもらうのだから、プログラムの研究にできるだけ役に立てるようにいろいろと使ってみたいと思います。

下に、その作文を載せておきます。


『今、火星は新しい地球になろうとしている。

 かつて、大気の圧力は地球の百分の一、しかも九十五%が二酸化炭素。水も無い。とても人の住める所ではなかった。
 この火星が、人の手によって大気中に酸素が多く、人間にとって住みやすい星に造りかえられた。

 酸素を作る方法は色々と考えられた。一つ目の方法が光合成だ。酸素が増える前の火星はとても寒く、太陽の陽があたらない場所では、大気中の二酸化炭素が凍ってドライアイスが出来るほどであった。このドライアイスを太陽に当てて気体にして植物に光合成をさせた。最初はツンドラ気候のようなところでも生息できるコケ類の植物から始まった。しだいに気温が上がってくると、地球からいろいろな植物が大量に送り込まれ、酸素が多く作られていった。そして、今、火星には多くの森ができた。
 二つ目の方法として、火星にある氷を電気分解することも考えられた。二十一世紀ごろの電力は火力発電や原子力発電に頼っていたそうだが、今ではそのような方法ではなく、核融合発電を行っている。これであれば電気分解して出来た水素を使って核融合もできるのだ。今は核融合発電のみが使われ、これ以上二酸化炭素が大気中に増えないようにしているので、温暖化や、大気汚染などが問題になっている地球に比べ、環境の良いところとなっている。

 酸素を作り始めたときは、ドームの中のみに酸素をいれて生活していたが、最近では、ドームが必要なくなった。なぜなら、十分な酸素が大気中にあるからだ。
 しかし、今度は水が足りなくなった。そこでマーズ政府は、宇宙にロケットを打ち上げて宇宙にある微小な水素を集めさせ、核融合で水を作った。

 昔の火星に比べいまの火星はとても素晴らしい星になっている。昔の火星は、二酸化炭素と赤い酸化鉄を多くふくんだ土のさみしい星だった。しかし、今は違う。地球にあったアマゾンの森林のようにたくさんの木が密集している。
 核融合が発達している今では、好きな物質が作れるようになった。貴金属である金や白金などや、重力の少ない火星でしかできないいろいろな物質や結晶などがたくさん輸出されている。火星ではたくさんの研究がなされ、科学技術が進歩した。
 しかも、火星は科学技術の進歩だけでなく、地球の絶滅危惧種なども繁殖させ、生物学の研究も進んでいる。

 このように、科学や技術が進歩してもどうしても解決できない問題が二つ残った。どちらも、火星の質量が地球の質量の十分の一であることが理由である。
 ひとつ目は重力が地球の五分の二しか無いことである。道を歩くと、体がふわふわと跳びはねてしまい、どうしようもない。そこで人々は、靴の底に強力なネオジム磁石を埋め込むことでこの問題を解決することが出来た。火星の大地には、鉄分が多く含まれていることをうまく利用したわけである。
 もうひとつの問題は大気が薄いことである。初めは酸素供給のために宇宙帽をかぶって生活していたが、人々の体が少しずつ順応していき、今では誰も宇宙帽を利用していない。
 しかし、地球からの観光客だけは、いまだに宇宙帽を身につけているので、すぐにわかる。この緑豊かで空気のきれいな火星の大気を直接呼吸できない地球人を見ると気の毒な気がする。

 今、火星の人口密度がふえている。マーズ政府は新たに、アンドロメダ星雲の中から、太陽系に似た所を見つけ、そこに移住する計画をすすめている。宇宙は広いのだ。またどこかに第二の火星があるのかもしれない。』




僕の受賞を聞いてこの作文を読んだ大学生のいとこが、メールにこう書いてくれました。

『おめでとう!
その内容と賞がなにより良いとおもいます。

なんか、誰かのと似てる文章だなぁ(笑)
これを機にどんどん書けば書き物もうまくなるね。
よくかけてます。視点がいいね
なかなかなものです!

欲を言えば、これを機会にサイエンスの社会的な影響にも
GM(遺伝子組み替え)食品や環境問題から
目を向けていけると、良い科学者になれるとおもいます!

今後の飛躍に期待だね。』

このコンクールは、今年11回目だそうですが、いとこは第1回目の受賞者だそうです。
いとこって似るのかな(顔もそっくり)

鹿児島のおじいちゃんは、
「さすがわしの孫たちじゃ」
ときっと自慢しているだろうと母が笑っていっていました。


いざ、鎌倉へ 2003/09/11
今日、鎌倉班別学習と言うものに行きました。
これは、班ごとにコースを決めて、そのコースについて調べるものです。
僕たちは、長谷駅から、
長谷寺→高徳院(大仏)→銭洗弁天→鶴岡八幡宮
→建長寺→明月院→円覚寺
というコースを廻りました。
小学校のときに行ったことのあるところもあります。
でも、よく調べていったので、新しい発見ばかりでした。

長谷寺には、洞窟のようなものがあってそこが神社になっているのです。
神社が寺の中にあるのは、調べて見つけた覚えが無かったので、
とても不思議に思いました。

高徳院では、大仏の中に入れて、中に看板がありました。
それにとても面白いことがかかれていました。
それは、この大仏が文化財で唯一補強されているものだそうです。
首と胴の継ぎ目の部分が弱くなっているので、
強化プラスティックで補強されています。
また、ビルの屋上の免震構造と同じ仕組みが大仏に入っていて、
倒れないようにしているようです。

こういうところにいろいろな技術があることが驚きました。


コンクールの表彰 2003/09/14
日本科学未来館でこの前の作文コンクールの表彰式がありました。


昨日からホテルに泊まらなければいけないのです。
コンクールまえに、切符が送られてきましたがそのとおりに来ると、ホテルまでは少し遠いです。
このもう一つ前の駅から来たほうがどう考えても近いのです。
どうなんでしょうか。


今日の表彰式のまえには、なぜかリハーサルがありました。
多分、上の人に見せるために準備をするからだと思います。
リハーサルのほうが、本番よりも緊張しました(笑)

下に表彰式の写真を載せておきます。



でも、遠山大臣や、毛利館長(宇宙飛行士)は出席していませんでした。
(楽しみにしていたのに)


表彰式のあとは、懇親パーティー(立食)でした。
僕はあまり食べられませんでした。

若田宇宙飛行士とは、表彰式ではあえなかったけど、僕宛のサイン色紙をもらいました。
ずっと大事にしたいと思います。

そのあとのトークショーでは「若田宇宙飛行士」がきていました。
そこのクイズで、最後まで残って若田さんと、握手が出来ました。
僕の名刺を渡すと、「頑張ってね」と言ってもらえました。
とてもうれしかったです。
下がその写真です。




ついでに、未来館の別の場所に、こんな色紙が展示されていました。


地震がおきた 2003/09/20
前から、足の親指が膿んでしまって痛かったのですが、多分まきづめだと思っていました。

そこで、膿んでいた足の爪をしっかり切ってしまっていました。
でも、膿は治りませんでした。

ということで今日、外科に行きました。
先生によると、爪をしっかりきってしまってはいけないそうです。
きりすぎるとそこからばい菌が入って膿んでしまうそうです。
だから、爪を普通に伸ばして、抗生物質を飲んで、軟膏も塗れば大丈夫といっていました。
他にも、痛み止めと、胃のお薬(薬を色々と飲むから)をもらいました。

病院に行った時、実は保険証がありませんでした。
なぜなら、父も同じとき別の病院に行っていたからです。
だから、途中で保険証をもって来てもらいました(笑)


病院へ行ったあとに、近くにある大きな本屋に行きました。
ここで、いろいろな本を見ました。
その中に
パソコンで見る動く分子事典
というものなどもいいなと思いました。
こんど、買ってみようかなと思っています。

そういえば、有機系で、面白いページを見つけました。


こうやってのんびり本屋にいる時に地震が起こりました。
震度は3だったようです。
でも、本屋なので、本が降ってくる心配もあるし
(・・・自分も図書委員なので、図書室の本が散らばっていなければいいなと思っている)
煙が広がらないようにするガラスの仕切りも、音を立てて大きく揺れていて、驚きました。
何も被害がなくてよかったです(笑)


合氣道では、まき爪は少し痛かったのですが、僕は大丈夫でした。
別にも靴づれをした友達がいて、そっちのほうがもっと痛かったようです。



■太陽電池コンクール
もうすぐ太陽電池コンクールの2次審査の締め切りです。
今日はその作品の説明がきを書きました。
いろいろ書くことがあって大変でした。


太陽電池工作コンクール 2003/09/24
太陽電池工作コンクールの2次審査のためのビデオ撮影をしていました。
このための準備として、電磁弁(何個か前の日記に詳しく書いてあるはず)のための電源を考えました。
これによって、電磁弁のための充電電池が充電できるのです。
しかし、ビデオ撮影の前に、充電電池のための電源を入れるのを忘れてしまったのです。
充電電池は、多くの電流が流れると電圧が下がってしまいます。
ぼくは、それに気がつかず電源も動かさずにやろうとしてしまい、上手く行きませんでした。
反省しています。きちんとチェックをして実験や工作をしたいと思います。

実際、電源回路を使うと、電圧が電源回路の設定の電圧になるのです。
しかし、よく考えてみると、充電電池にはとても大きな負担になっているのだと思いました。
でも、充電する時間が長いからいいかなとも思っています(笑)