梅雨晴れ

梅雨のうっとおしい日々も、巷で言われる全地球的な気候変動の影響か、少ないようだ。
僕にとって梅雨は梅雨なりに、室内にこもって勉強をするには絶好だし、精神力の鍛錬にはちょうどいい季節だと思っていたのだが、今年はまだ蒸し暑いだけでうっとおしくはないようだ。
しかし、梅雨がちょうどいいなどと言っているばかりのあまのじゃくなわけではない。
6月の晴れの日は僕が最も好む天候であるのも否めない。
夜は、風がさわやかで、快適に過ごせるからだ。

今日は先週に引き続きUROPがあったが、夜はさらに合氣道にもいった。
小学生のころから地元の合氣道道場に通っているが、受験が終わりいま再開しやっと感覚を取り戻してきたところである。
受験期は、塾の物理の授業と日程が重なり、合氣道をあきらめざるを得ず、悔しい思いをした。
しかし受験が終わってからは合氣道にほぼ毎週出席できるようになった。(といっても、五月祭の前日など出席できないこともあったが)

とはいえ1年間のブランクがあったわけで、昔の感覚を取り戻すのはなかなか難しい。
まだ、昔の感覚を取り戻し切れていない。
むしろ、体が硬く(重く)なったと感じられる。
硬いというのは、ストレッチができないといったことではなく、合氣道の技をこなしていくうちで必要となる、体の捌き(さばき)や受身が鈍くなっているのである。
単純、と言えば単純な話だ。
ずっと頭で考えるトレーニングを積んできてしまったためか、考えて体を動かそうとしてしまう。
次に相手をどう操るか、などなど様々なことを意識しながら動いてしまうので、ギチギチに硬くなってしまう。
無駄なことを考えてばかりいるから、体が硬くなるのだ。

とは言え、武道なので全身に神経を集中させる、という意味では常に意識し続けなくてはならないのも確かだ。
相手を察し、自分も全身の末端まで完全に的確に操れているのかと思えるようにまで意識しなくてはいけない。

徐々に体を「柔らかく」動かせるようになってはきた気がしている。
さらに、練習を積み重ねて、全身の末端まで「意識」できるように努力をしていきたいと思う。

(ついしん)
今日、久々に大学の生協書籍部で本を購入した。

・「力学・場の理論」ちくま書房、ランダウ・リフシッツ著
・「量子力学」ちくま書房、ランダウ・リフシッツ著

以上二冊は大変有名な本であるが、特に下の本はいままで絶版だったものが改定されて出版されなおしたものである。
しかも、ちくま書房は文庫本として、これを売り出している。
よく物理の人の間では、このちくま学芸文庫と呼ばれる文庫本シリーズの話題になるが、
いやはやこれは、ほとんど利益を考えていないのではないか、といわれるほどのお手ごろ価格なのである。
(といってもこれは他の同内容の専門書と比べて安いだけであり、だいたいそれでも1500円近くもする。数式を印刷するのに少々コストがかかるようだ。まぁ、一般的な文庫本の値段に比べてしまえば高すぎる値段ですね。。)

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