帰宅!

今年の物理チャレンジは、人生で一番長く感じ、そして疲れた。(笑)
物理チャレンジ自体は8/3~8/6の三泊四日で、倉敷を主会場にする大会だったが、前日の夜行で行き、最終日の翌日はついでに広島まで足を延ばして観光した。

今年は元IPhO代表の三人(Y.TさんT.NさんD.Nくん)とともに、(僕だけ代表候補止まり(汗))
物理チャレンジでは中高生を先導する班長をやり、また二日目夜のフィジクスライブという出し物にも参加した。
フィジクスライブとは、大学生・大学院生や、大学の先生方がそれぞれ実験の演示や講演などをし、参加者はそれぞれの出店を回りながら興味のある出店について質問したり、議論したりしながら中高生の物理の視野を広げ、親睦を深めるという目的のものだ。

僕らは物理チャレンジOB兼学生スタッフとして、「偏光」に絡んだ実験を出店した。
ある程度物理をかじった人にとっては、偏光とはつまらない、些細なものに感じるかもしれない。
しかし、実際には偏光という分野は充分に奥行きが広く、光のような横波にしかありえない面白い現象が含まれているのである。
記録のついでに細かい偏光実験の内容を箇条書きにしておく

・直線偏光とは? 偏光板を何枚か重ねる。
・偏光板の古典物理学的な(⇔量子論を用いない)仕組みの説明と偏光板を実際に作らせてみる
・反射光の偏光(ブリュースターの法則、偏光板サングラスの仕組み)、
 散乱光の変更(空の偏光、チンダル現象の偏光)
・液晶の偏光(電卓の偏光板を裏返す、PCの液晶の偏光)
・3D映像用のメガネ(直行した二偏光板)
・複屈折物質と楕円偏光
・光弾性
・1/2波長板による直線偏光の偏光面の回転
・1/4波長板による円偏光
などなど。

結局当日の出店では他にも一緒に代表選抜合宿に出た(S.TくんT.Tくん二人)の協力もあり、これだけのたくさんの実験の説明ができた。
ただ実験の数が多すぎて、説明が不完全になってしまったのが残念だった。
来年以降はもっとしっかりと説明の割り振りなどもしたいと思う。
今日は忙しいのでまた今晩か明日に続きを書きたいと思う。