誕生日:0x20歳になりました

本日で32歳の誕生日を迎えました。16進数で0x20歳、2進数で10 0000歳ということでちょっといつもより嬉しいです。三年前は博士論文が合格して仕事探しに奔走しており、一昨年はドイツで行った実験で疲弊し、昨年はCovidの変異株の拡大もありイギリスで一人で迎えなかなか落ち着いて誕生日をお祝いすることはできませんでしたが、やっと今年は夫婦でお祝いができそうということも嬉しいです。

僕が生まれた数ヶ月前にはベルリンの壁が崩壊し、その後ドイツ統一、そして翌年には湾岸戦争が勃発、ソ連崩壊など激動の時期だったと認識しています。ここ数日でロシアがウクライナへの”侵攻”が開始するなど、再び情勢が不安定になり将来がわからない時代に突入したようです。コロナ禍により国をまたぐ人の往来が減り、どんなに通信技術が発達しようとも、明らかに国民レベルでの国同士の相互理解が希薄になっており、それに伴い国と国の対立が強くなって来ているように感じます。今回の衝突の真意は現在は憶測でしかわからない状況ですが、人々の直接的な交流が希薄になったことにも一因があるのではないかと個人的には感じてしまいます。イギリスや欧米の各国はCovid19による損失よりも、規制による損失のほうが大きい時代に来たということで人の往来を以前通りに戻そうというような強い働きかけをしているさなか、このような軍事衝突が発生してしまったことは大変残念です。

ニュースの情報がどの程度正確なのかは定かではありませんが、明らかだと言えることは、この衝突によりウクライナに住む一般市民の人々が巻き込まれ、安心して住める場所を失っていることだと思います。中学校のクラスメートや、大学院時代の理化学研究所に居た同僚やサマースクールで2ヶ月ほど寝食をともにした仲間、また現在の研究における共同研究者など多くのウクライナ人の知り合いがおり、彼らや彼らの友人のことを思うと心配です。もちろん今回はウクライナというヨーロッパで起きた事件だからこそ人々が注目しているだけのことで、世界中には戦争や紛争で難民となっている人も多く居ます。

イギリスをはじめとした国では誕生日や何らかの記念日などにお祝いを受け取るかわりに自分が応援したいと思う団体に募金を募ることがよくあるようです。今回は難民の支援を専門的に行っているであろう国連の組織への寄付をすることにしました。私自身は、まずは32歳ということで32ポンド(に加えて政府が25%上乗せしてくれる制度を活用し、日本円にして6000円強)をイギリスの事務所に寄付させていただきました。もし僕の誕生日をお祝いしてくださる素敵な方がいらっしゃいますようでしたら、お祝いの気持ち、として1000円程度を
日本の国連UNHCR協会(ウクライナ緊急)https://www.japanforunhcr.org/campaign/ukraine から募金をしていただけましたら幸いです。


明日で32歳にの誕生日なので、まずは取り急ぎ32ポンドを国連難民高等弁務官事務所UNHCR英国支部に寄付した。皆様もぜひご協力を!@UNHCR_Tokyo I donated @UNRefugeesUK 32 quid for my 32nd birthday tomorrow. Even a small penny should help someone who’s suffering from war or conflicts.

イギリスも日照が徐々に長くなり、温かい日が増えてきました。花も咲き始めていよいよ春の訪れを感じられる日々となってきています。世界中で一人でも多くの人が季節の移り変わりをゆったりと過ごせますように。
2022年2月27日

家の庭に咲くアーモンド?の花